<大相撲一月場所>◇十一日目◇22日◇東京・両国国技館【映像】館内が静まり返った“驚き”の決着 大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)が小結・若隆景(荒汐)を押し出して5勝目を挙げた一番は、突然行司が軍配を上げる唐突な決着を受け、状況を理解できない館内が一…
<大相撲一月場所>◇十一日目◇22日◇東京・両国国技館
大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)が小結・若隆景(荒汐)を押し出して5勝目を挙げた一番は、突然行司が軍配を上げる唐突な決着を受け、状況を理解できない館内が一瞬にして静まり返る驚きの展開となった。まさかの結末に「いま何が起きた?」とファン騒然。状況が明らかになると一転して「行司よく見てた」「行司すごっ」など称賛の声が相次いだ。
立ち合い、琴櫻の突き押しに対して右を差して組み止めようとする若隆景。しかし、琴櫻の右のど輪の圧力に押し込まれると、反時計回りに動きながらもかわし切れず一気に土俵際へ。
苦しくなった若隆景。起死回生を狙って引いたところで行司の軍配が東の琴櫻に上がった。直後、足元を見つめた両力士の動きも突如、ストップ。事態をのみ込めない館内は一瞬にして静まり返り、ざわついた。
元関脇・嘉風の中村親方は「向こう正面の審判が手を挙げたのでは?」と話したが、リプレー映像では、土俵際で引いた若隆景の左足が土俵を割っており、直後、行司が琴櫻に軍配を上げる様子が。中村親方は「審判ではなかったですね。今日は若隆景が懐に入る動きをしましたよね。琴櫻の両腕を挟みつけておっつけるような動きではなくて、差しに行く立ち合いを選択したので、琴櫻からしたらそんなに驚異ではなかったと思います。(怖さが)無かったと思います」と振り返った。
ともあれ、館内が静まり返った驚きの決着の瞬間に対して、ファンからは「いま何が起きた?」「世界が止まった」など驚きの声が、一方、見事にさばいた行司に対しては「行司よく見てた」「行司すごっ」「あぁ、めっちゃ出てた」「本当だ」といった驚きと称賛の声が聞かれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)