13日に東京・国立競技場で決勝があった第103回全国高校サッカー選手権大会で7大会ぶり2度目の優勝を果たした前橋育英(…

 13日に東京・国立競技場で決勝があった第103回全国高校サッカー選手権大会で7大会ぶり2度目の優勝を果たした前橋育英(前橋市)が21日、同校で優勝報告会を開いた。MF石井陽(はる)主将(3年)は「現地まで足を運び、応援してくださったみなさまや、テレビから応援してくださった人の声がパワーになった」と全校生徒約1350人を前に感謝を述べた。

 前橋育英は初戦から決勝までの全6試合を勝ち抜き、2回戦と決勝ではPK戦を制して優勝を手にした。決勝には吹奏楽部やダンス部をはじめ多くの生徒らや群馬県民が応援に詰めかけ、声援を送った。二渡(ふたわたり)諭司(さとし)校長は「優勝を決めた瞬間、頭の中が真っ白になるとともに、感動で胸がいっぱいになった。激動を制したみなさんから、仲間を助け合う気持ち、困難に立ち向かう力、最後まで諦めない気持ちを改めて学んだ」と祝福した。

 山田耕介監督(65)は「うまくいってないとき、ベンチなんか見るな。スタンドを見ろ。一生懸命、力の限り、応援してくれている姿がある。その全ての人の気持ちを力に変えて戦おう」、そう言って選手たちを試合に送り出したという。

 報告会終了後、取材に対して、GK藤原優希選手(3年)は「グラウンド近くのコンビニに行ったときに知らない人から『おめでとう』と言われて、いろんな方々に応援してもらえていたんだと実感した」と話す。今大会4得点でチームの躍進に貢献したFWオノノジュ慶吏(ケリー)選手(3年)は「サッカーの技術だけじゃなく、人間性や生活面の部分でも成長できた」と前橋育英でのサッカー人生について語った。(中沢絢乃)