チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節、モナコvsアストン・ビラが21日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが1-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は78分までプレーした。 ここまでプレーオフ圏内の16位に位置す…
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節、モナコvsアストン・ビラが21日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、ホームのモナコが1-0で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は78分までプレーした。
ここまでプレーオフ圏内の16位に位置するモナコは、ストレートイン圏内の5位に位置するアストン・ビラとの重要な一戦に臨んだ。直近の公式戦5戦未勝利と不振のホームチームは1-2で敗れたモンペリエ戦から先発5人を変更。ザカリアやエンボロら主力が復帰したなか、南野はトップ下で引き続きスタメン入りした。
試合は開始直後にベイリーのヘディングシュートでアウェイチームがゴールに迫ったが、ホームチームが先にゴールをこじ開ける。
8分、アクリウシェの仕掛けからのシュートで得た右CKの場面でラミーヌ・カマラのクロスをケーラーがヘディングシュート。これはGKマルティネスの好守に阻まれるが、こぼれに詰めたシンゴが頭で押し込んだ。
幸先よく先制に成功したモナコは以降も球際でアグレッシブに戦い続けると、15分には左サイドに抜け出したベン・セギルのマイナスの折り返しを中央の南野が冷静にスルー。背後でフリーのアクリウシェが左足シュートを枠の右に飛ばすが、ここはGKマルティネスのビッグセーブに阻まれた。
以降はアストン・ビラが徐々に相手陣内でのプレータイムを増やしていく。流れのなかでは崩し切れずも、31分にはボックス手前で得たFKをディーニュが直接狙う。さらに、37分にはブエンディアのスルーパスに抜け出したベイリーのシュートでゴールに迫った。
その後、前半アディショナルタイムにはブエンディアのラストパスに抜け出したワトキンスがゴール前で決定的なシュートを放つが、これはGKマイェッキのビッグセーブに遭う。逆に、直後にはロングボールを前線でうまく収めた南野が一度ボールを失いかけるも、見事なリカバリーからボックス右に走り込むアクリウシェへ完璧なラストパスを供給。だが、アクリウシェがシュートをふかしてしまい、日本代表の完璧なお膳立てを逃してしまった。
モナコの1点リードで折り返した後半も、立ち上がりは互いにチャンスを作り合うオープンな展開に。60分過ぎには完璧に右サイドで背後を取った南野にビッグチャンスが舞い込むが、ボックス右に持ち込んだ際にシュートではなく切り返しを選択した結果、相手DFのカバーに阻まれた。
主導権はアストン・ビラが握るものの膠着状態に陥ると、両ベンチが動く。アストン・ビラは切り札のデュランの投入で2トップに変化。対するモナコはゴロビンやマガサと守備的な選手を投入。また、南野は78分でお役御免となり、若手のミシェルが投入された。
後半最終盤は交代策で運動量を増したモナコが押し返す形でゲームをコントロール。うまく時計を進めると、後半アディショナルタイムはアストン・ビラのパワープレー気味の攻撃を冷静に撥ね返し続けた。
そして、難敵アストン・ビラをホームで撃破したモナコが待望の新年初勝利で大きな勝ち点3を手にしている。
モナコ 1-0 アストン・ビラ
【モナコ】
ウィルフリード・シンゴ(前8)