ヤクルトのスタッフ会議が行われ、村上は春季キャンプ2軍スタートが決まった(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext ヤクルトは1月21日、東京都内で1・2軍合同のスタッフ会議を実施し、2月に行われる春季キャンプの1・2軍メンバ…

ヤクルトのスタッフ会議が行われ、村上は春季キャンプ2軍スタートが決まった(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 ヤクルトは1月21日、東京都内で1・2軍合同のスタッフ会議を実施し、2月に行われる春季キャンプの1・2軍メンバーの振り分けなどを行った。

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 1軍キャンプにはルーキー3人が抜擢。ドラフト3位の荘司宏太、同5位の矢野泰二郎、育成3位の下川隼佑が選ばれた。1位指名で注目された中村優斗は2軍スタートが決まった。右腕は上半身の違和感で、新人合同自主トレ期間中の15日以降はノースロー調整を行っており、髙津臣吾監督は「万全ではないので、ファームでスタートさせることにしました」と説明した。

 サブマリンの下川については「1軍にいないタイプですし、昨年も独立リーグですけど、ファームを経験している。それもあって、1軍で見てみたい」と明かした。

 左腕の荘司と捕手の矢野については「大事な左ピッチャーとキャッチャーのポジション少ないひとりですから、新人ということもあって、動けるんであれば、戦力としてカウントできるのであれば間近で見たみたい」と期待を込めた。

 また、昨年の12月4日に神奈川県内の病院で右肘関節鏡視下クリーニング手術を受けた村上宗隆は2軍スタートが決定。指揮官は「悩んだんですけど、宮崎(2軍)でスタートします。状態は随分いいそうなので、すべてメニューをこなせるようになったら、途中でも(1軍に)呼ぼうかなと思っています」と、主砲に対して、あくまで開幕を見据えて慎重な判断を下した。

 「やることいっぱいで、僕は非常に危機感を持って今年挑んでいこうかなと。これまでも悩んだり、不安に思ったりたくさんあったんですけど、今年は特に強い。腹くくって覚悟を決めてスタートしたい」と、就任6年目のシーズンへ向けて春のキャンプでしっかりと準備をしていく。

 2021年・22年とリーグ連覇を果たしたが、その後は2年連続リーグ5位と低迷。「危機感」を胸に今季へと挑む。

[文/構成:別府勉]

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