1月20日、浦和レッズが東京ヴェルディと金武町フットボールセンターでトレーニングマッチ(45分×3本)を実施。3-2で勝利した。 13時30分にキックオフとなった試合は、選手が新たなポジションでの挑戦や組み合わせを深めるようにして行われた…
1月20日、浦和レッズが東京ヴェルディと金武町フットボールセンターでトレーニングマッチ(45分×3本)を実施。3-2で勝利した。
13時30分にキックオフとなった試合は、選手が新たなポジションでの挑戦や組み合わせを深めるようにして行われた。開始早々にシュートチャンスを迎えるも、1本目はスコアレス。キャンプ9日目の疲労も見られる中で攻撃面でなかなかスピードアップできない場面もあったものの、集中した守備を披露した。
スコアが動いたのは2本目。開始時点で1本目から大幅に選手を入れ替えた中で、41分に本間至恩が先制。直後の44分に前田直輝が追加点を決めて2点のリードとした。
3点目は3本目の終了間際で、決めたのは二田理央。右サイドから抜けるような形でボールを持つと、豪快に決めてみせた。
3本目は複数の練習生も入った中でPKも含めて2失点したものの、トータルスコアでは3-2。攻撃面ではやや難しさもあった相手のシステムにうまく対応しながらゴールを重ねていった。
■サヴィオの献身プレーに驚きの声も
1本目で光った一人が、今季から加入したマテウス・サヴィオだ。「(東京Vは)非常にいい相手。相手は昨シーズンから選手を継続していることで連携ができている中で、自分たちもチャンスを作れた」と手応えを口にする。
昨年のJ1リーグ・ベストイレブンに選出されたように、その武器は圧巻のテクニック。この東京V戦ではシンプルにプレーすることが多かったが、試合によってプレースタイルを変えると説明。そのうえで、「今日は相手が引いて守ったことでスペースがなかった」ことで、より多くのチャンスを作るための選択だったと振り返った。
サヴィオが見せたのは、柔軟性だけではない。この試合では守備のために献身的な走りを見せており、相手のボールホルダーを追ってスプリントした際には観客席から驚きの声も沸き上がった。
(取材・文/中地拓也)