エバートンのデイビッド・モイーズ監督が、復帰2試合目でスパーズ相手に挙げた待望の初勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが指揮官…

エバートンのデイビッド・モイーズ監督が、復帰2試合目でスパーズ相手に挙げた待望の初勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。

エバートンは19日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第22節でトッテナムと対戦し、3-2で勝利した。

ショーン・ダイチ前監督の後任として2012-13シーズン以来のエバートン復帰を決断したスコットランド指揮官。初陣となった前節のアストン・ビラ戦では0-1の惜敗となったが、復帰2戦目となった今回の一戦では圧倒的に相性が悪い相手に見事なパフォーマンスで勝ち切った。

べた引きの戦い方も想定されたなか、アグレッシブに前からボールを奪いに行く勇敢な戦い方を選択すると、13分に悩めるエースFWドミニク・キャルバート=ルーウィンのゴールで先制に成功。さらに、30分にFWイリマン・エンディアイエの個人技で追加点を挙げると、前半アディショナルタイムにはセットプレー流れから相手のオウンゴールで3点目まで奪って見せた。

後半は70分過ぎまでは完璧な試合運びをみせたなか、後半終盤に2失点を喫して最後は冷や汗を欠く展開となったが、不振とはいえ地力のあるトッテナム相手に会心の勝利となった。

11年半ぶりにトフィーズの指揮官として勝利を挙げたモイーズ監督は、結果とともに前半にチームが見せたパフォーマンスに大きな手応えを感じた。

「勝利を収められて最高だ。ハーフタイムに3-0のスコアで(ドレッシングルームへの)トンネルを抜け、サポーターが前半の素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにしたと感じたのは最高の気分だった。前半に5点取れなかったのはちょっと運が悪かったかもしれないが、文句は言えない」

「今日は3つの素晴らしいゴールがあり、他にもたくさんのチャンスがあった。それがどれほどうれしいことかはみなさんもわかるはずだ」

「今日は我々にとって大きな結果であり、3ポイントを獲得することは非常に重要だった」

また、この試合では昨季のリヨンで印象的な活躍を見せながらも、前体制では思うように出場機会を得られなかったDFジェイク・オブライエンの右サイドバック起用、その1列前でウイングバック的な振る舞いで気の利いたプレーを見せたMFイェスパー・リンドストロームなど、指揮官の采配が勝負の肝になった印象だ。その点について同監督は自身の采配の狙いを説明している。

「ジェイクのプレーを見たかった。彼のプレーを見る機会はあまりなかったが、チームの最大の強みは常に守備にあるが、ジェイクがいればボールを持っているときにもう少しうまくビルドアップできるチャンスが与えられるかもしれない。うまくやれば少しは自由になれるかもしれない。長い時間、ジェイクはうまくやれたと思う。ジェイクにとっては、あまりプレーしていないので、できるだけ90分間彼からプレーを引き出すことが重要だったが、彼はかなりうまくやって、多くのことをやったと思う」

「今日のゴールの多くにイェスパーが影響したと思う。彼も本当に良い仕事をした。何度か走り込んでボールを奪ったのは彼だった。(ウェストハムの指揮官として対峙した)アイントラハト・フランクフルト時代の彼のことはよく覚えている。彼は本当に才能のあるフットボーラーだった。今日、彼のプレーは実に印象的だった。我々は彼を完全なウイングバックにしたくないと思っていた。ジェイクには時々右サイドバックになってもらい、少しワイドに展開してもらいたかったし、イェスパーに2つか3つの役割を担わせようとした。守備面でも彼はかなりいい仕事をしたと思う」

個人的な部分では前回の長期体制時にお馴染みだったスコットランド人指揮官に対するエバトニアンのチャントも歌われた。その感想について問われたモイーズ監督は「もう赤毛ではなく、白髪になったよ」とジョークを交えつつ、「本当に素晴らしかった。今日はみんなの応援にとても感謝している。まだ厳しい戦いの真っ只中にいるし、今日のようなグディソンでのサポートも必要になるだろう」と感謝の言葉とともに今後の共闘を求めている。