松井氏は昨春の巨人キャンプでも臨時コーチとして、選手に指導を行った(C)産経新聞社 G党の夢は叶うか。 巨人、ヤンキース…

松井氏は昨春の巨人キャンプでも臨時コーチとして、選手に指導を行った(C)産経新聞社

 G党の夢は叶うか。

 巨人、ヤンキースで活躍、現在はヤンキースでGM付特別アドバイザーを務める松井秀喜氏が19日放送の「有働Times」(テレビ朝日系列)に出演、NHKアナウンサー時代から旧知の仲でもあるフリーアナウンサーの有働由美子のインタビューを受けた。

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 ニューヨークで行われた収録の中では現在育児にまい進する日常や、松井氏が巨人からメジャーに挑戦する際の秘話なども明かされた。

 そして注目されたのは"未来"の話だった。インタビューの最後に巨人から監督のオファーが来たらどうするかと問われると、松井氏は「自分の中で、指導者という立場でどこのユニホームを着るのが一番自然で、一番自分の情熱が燃えてくるかって言ったら、おそらく巨人じゃないかと思います、やっぱり 可能性としては」と慎重な口ぶりながら、秘めたる想いを明かしたのだ。

 近年、松井氏と巨人の距離は近づいてきている。昨春のキャンプにも臨時コーチとして来訪。現役時代をともに過ごした阿部慎之助監督のためにひと肌脱ぎ、ヤングジャイアンツを熱心に指導する姿も大きく話題を呼んだ。

 今月5日にBS-TBSで放送された「イチローVS松井秀喜 ~今だから話せる本音対談~」の中でのイチロー氏との対談内容も注目された。同番組内で「10年後の自分」というテーマで話したときには、同氏は長嶋茂雄終身名誉監督の存在の大きさを改めて認めた上で「長嶋さんが喜ぶことはしたいなと。そこが一番かなと思います」と恩返しを誓った。

 この発言を受けて、巨人の山口寿一オーナーも将来的な「松井監督」誕生にラブコールを送るなど、期待が高まっている。

 また松井氏はもちろん、日本球界にとっても日米球界で確かなキャリアを重ねた「松井監督」や「イチロー監督」が誕生となれば、近年は空洞化が心配される中、再び野球ファンの注目も高まり、大きな相乗効果が生まれるのは間違いない。

 「有働Times」のインタビュー内では後輩の阿部監督へエールを送ることも忘れなかった松井氏。巨人にとっては今季の日本一奪回、また今後も水面下の「夢プラン」実現への道のりがひそかに注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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