佐々木がドジャースにドラフト指名権を与える可能性があるという(C)Getty Images ドジャース入団が決まった佐々木朗希に関して「プロスペクト・プロモーション・インセンティブ(PPI)」制度により、球団に翌年のドラフト指名権をもたらす…

佐々木がドジャースにドラフト指名権を与える可能性があるという(C)Getty Images

 ドジャース入団が決まった佐々木朗希に関して「プロスペクト・プロモーション・インセンティブ(PPI)」制度により、球団に翌年のドラフト指名権をもたらす可能性があると、現地時間1月18日(日本時間19日)に米野球専門誌『Baseball America(電子版)』が報じている。

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 「プロスペクト・プロモーション・インセンティブ(PPI)」とは、球団がプロスペクト(若手有望株)をメジャーに昇格させ、条件次第でドラフト指名権を追加で得られる制度のことだ。佐々木はマイナー契約で、国際ボーナスプール金を通じてMLB入りしたため、対象となっているという。

 同誌の他、『MLB公式サイト』『ESPN』のプロスペクトランキングのいずれか2つで「トップ100」にランクインされ、さらに、新人の年でMLBの出場登録がフルシーズンに達し、「新人王」あるいは年俸調停権取得より前に「サイ・ヤング賞」かMVP投票で3位以内に入ることが条件とされる。

 今月22日に発表される同誌のプロスペクトランキングでは佐々木がトップ100位以内に入る予定だという。

 ちなみに昨年は、ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル、オリオールズで28発を放ったガナー・ヘンダーソンがともに新人王で、球団がそれぞれドラフト指名権を獲得している。

 同誌は、ドジャースは「MLBの規定によって市場価格をはるかに下回る金額で契約できたことに加え、ササキはドジャースに非常に貴重なドラフト指名権を与える可能性があるのだ」と結んでいる。

 果たして佐々木は新人王などの条件をクリアし、球団にドラフト指名権をもたらすのか。どんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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