米メジャーリーグサッカー(以降=MLS)のLAギャラクシーに所属する山根視来(31)が1月16日、アメリカに渡った。初…

 米メジャーリーグサッカー(以降=MLS)のLAギャラクシーに所属する山根視来(31)が1月16日、アメリカに渡った。初めての海外挑戦を果たした昨シーズンは、自身の貢献もあって、チームはMLS王者に輝いた。アメリカでの2シーズン目に臨むにあたって、山根は何を感じ、どこを目指していくのだろうか。渡米直前の山根を直撃した。

「完全には理解していなかった」MLS

 昨年末、オフを過ごすために日本に戻ってきた当初、山根はインフルエンザに見舞われていた。回復してから、ようやく行動できたようだが、それでも充実した時間を過ごしたという。
「会いたかった人には比較的、会えましたし、家族でいろいろなところにも行けました」
 リフレッシュした一方で、川崎フロンターレ時代の先輩・中村憲剛の引退試合はキャンセルせざるを得ず、「出たかったな」と悔いが残る様子だった。
 川崎時代、何度も優勝している山根だが、MLSでの優勝は少し違った感情を抱いたという。
「自分はMLSが、なんなのかっていうことを完全には理解していなかったし、子どものときから見てきたリーグでもないし。でも、優勝したときのアメリカ人の選手やスタッフの表情を見て、これは本当に彼らの夢だったんだなっていうのが分かりました。
 優勝した日の夜のパーティで、“スタッフに、本当に来てくれてありがとう、このクラブは僕の心のクラブだから、本当に感謝している”って言われて、すごくうれしかったです。優勝できてよかった」
 

2025年の目標は「2シーズン連続優勝」と…

 2025年の目標を聞くと、「(2シーズン連続で)優勝することと、あとはオールスターなり、ベストイレブンなり、そういうのはちょっと経験してみたいな」と、チームとしてだけでなく、個人としての栄冠を勝ち取りたいと考えているようだ。
“山根がオールスター出場を目指す“というと、少々、唐突な感じがしないでもないが、LAギャラクシーの同僚で、2022年のカタールW杯で共に世界に挑んだ吉田麻也(36)は、「(山根)ミキはオールスターに出たり、そういう結果を出していくべき選手」と、かねてから話している。真意としては、「実力はあるが、パフォーマンスに波があり、コントロールしきれていない部分がある。安定したパフォーマンスが出せれば、オールスターだって出られるはずだし、そうでなければ、いけない選手」
 と、山根への期待を吉田が話してくれたことを思い出した。
 その吉田について山根はいう。
「経験とかメンタリティとかサイズがあって……、日本人にはないフィジカルがあるというイメージはあったんですけど、1年間一緒にやって、この人は自分と向き合い続けて、今までのキャリアを築き上げた人なんだなって、すごく感じて。
 決して、天性の能力だけでやっているわけではなく、本当にコンディションに気を遣っているし、それを続ける忍耐力もある。もう、ほんとに、厳しいヨーロッパでのキャリアを、こうやって過ごしてきたんだなっていうのを感じます。はい。すごく勉強になったし、イメージが変わりましたね」
 吉田からは、アドバイスをされたこともあったという。(2)に続く(文責/了戒美子)。

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