フェイエノールトは17日、クラブ史上初の外国籍選手として所属したハリー・ビルト氏が16日に亡くなったことを公表。88歳だ…
フェイエノールトは17日、クラブ史上初の外国籍選手として所属したハリー・ビルト氏が16日に亡くなったことを公表。88歳だった。
オランダ有数の名門、フェイエノールト。
日本サッカーとの関係性でいえば、02年に小野伸二氏を擁してUEFAカップ(現EL)を制し、現在は男子にFW上田綺世、女子にDF古賀塔子が所属。16日には、JFAアカデミー福島からFW板村真央が加入することも発表されている。
そんな1908年創設の由緒正しきクラブに、史上初の外国籍選手として所属したのが、元スウェーデン代表FWのハリー・ビルト氏。
氏はスウェーデン代表のストライカーとして通算28試合13得点を記録し、フェイエノールトには1965-66シーズンから2年間所属。現存するデータからは、クラブ通算52試合39得点をマークしたことが確認できる。
2年間でエールディビジなど主要大会のタイトルを獲得できずも、フェイエノールトはビルト氏加入が、のちの成功の礎に。
ビルト氏を慕って加入した後輩、スウェーデン代表FWオヴェ・カインドヴァル氏(81)がエースとなり、60〜70年代にかけて通算183試合147得点やエールディビジ得点王3回…カインドヴァル氏が牽引したチームは、1970年にUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を制覇した。
フェイエノールトの礎を築いたビルト氏の訃報に接し、クラブは「故人を偲び、遺族の方々に寄り添っていきます」と声明を発表した。