山瀬は高卒6年目シーズンの飛躍が期待されている(C)産経新聞社 巨人は17日、都内でスタッフミーティングを行い、2月から始まる春季キャンプの1ー3軍の振り分けを発表した。 ルーキーでは大卒新人、ドラフト3位の荒巻悠(上武大)が唯一の1軍キャ…
山瀬は高卒6年目シーズンの飛躍が期待されている(C)産経新聞社
巨人は17日、都内でスタッフミーティングを行い、2月から始まる春季キャンプの1ー3軍の振り分けを発表した。
ルーキーでは大卒新人、ドラフト3位の荒巻悠(上武大)が唯一の1軍キャンプスタート。またオフにソフトバンクから甲斐拓也が加わり、注目の捕手陣は甲斐含め、大城卓三、岸田行倫、山瀬慎之助の4人が1軍スタートとなった。
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昨季は岸田、大城、小林誠司の3捕手併用で4季ぶりのリーグ優勝にたどりついたが、「絶対的な司令塔」を求めて、オフには阿部慎之助監督の熱望で甲斐獲りに動いた。大事な扇の要をめぐっては1つのポジションしかないため、どのように指揮官が選手たちの背中を押していくのかも注目のテーマとなる。
まずは新加入の甲斐に主戦としてアドバンテージが認められる中、「第2捕手」争いもし烈となりそうだ。
昨季チーム最多の72試合で先発マスクをかぶったのは岸田だった。勝負強い打撃、昨季の盗塁阻止率はリーグ1位と攻守で存在感を示した。
「打てる捕手」としても知られる大城も昨季は出場機会を減らしたとあって、巻き返しを図れるか。今季は昨季も守った一塁手としての活躍も見込まれそうだ。
ここに割って入れるか、注目されているのが高卒6年目シーズンとなる山瀬だ。昨季は2試合の出場ながら、6打数2安打の打率.333。また山瀬といえば強肩も持ち味。周囲を驚かせたのは昨春のキャンプ時のこと。日本ハムとの練習試合では座ったままの状態で二塁へ牽制球を投じ、衝撃の「爆肩」と大きく話題を集めた。
また山瀬は例年オフの自主トレをともに行うなど、新加入の甲斐に師事していることも知られている。師匠に追いつけ、追い越せと攻守にわたってキャンプからアピールできるか。
阿部監督にとっても、目指す日本一奪回のために大事な「扇の要」選定作業は春季キャンプで大事な要素の一つとなる。6年目捕手の躍進に期待が高まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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