大相撲の横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が初場所5日目の16日、休場を届け出た。2場所連続全休明けの今場所は、4日目を終えて2勝2敗だった。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱・旭富士)は両国国技館で取材に応じ、休場理由を右膝と腰を痛めたためと説明。翔猿…
大相撲の横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が初場所5日目の16日、休場を届け出た。2場所連続全休明けの今場所は、4日目を終えて2勝2敗だった。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱・旭富士)は両国国技館で取材に応じ、休場理由を右膝と腰を痛めたためと説明。翔猿(追手風)に屈して2敗目を喫した4日目の夜に本人が申し出たと明かした。
右膝は場所前の稽古で水がたまり、今月6日の横綱審議委員会による稽古総見で悪化。「右膝が腫れて曲がらない状態」となり、患部をかばって稽古をするうちに腰も痛めたという。伊勢ヶ浜親方は「巡業で調整していたが、稽古が足りなかったんだろう。本人が体調がいいということで出させたけど…」と語り、再出場は「しません」と否定。初場所後の行事など今後の予定については「そこまで考えられる状態ではない」とした。
照ノ富士の休場は3場所連続24度目。横綱在位21場所で13度目となった。八角理事長(元横綱・北勝海)は「残念だ。できると思ったけどね。気持ちが続かなかったのかな。次に出てくる時が勝負の時だと思うので頑張ってほしい」と奮起を期待した。