【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ (1月16日/カナダ)“もぐもぐ”なしで喋り通しの「5分間」(ノーカット) カーリングの世界最高峰タイトルであるグランドスラム オブ カーリングの「マスターズ」に出場中のロコ・ソラーレ(Fuj…
【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ (1月16日/カナダ)
カーリングの世界最高峰タイトルであるグランドスラム オブ カーリングの「マスターズ」に出場中のロコ・ソラーレ(Fujisawa)だが、日本を発つ前のインタビューで、注目されるハーフタイムの「もぐもぐタイム」について、最近は「ハーフタイムの時間が短いっていうのもあって、実際にもぐもぐしているのは少なくなった」とスキップの藤澤五月は明かしている。
同じく「最近のお気に入りのおやつは?」という質問にリードの吉田夕梨花と藤澤は「羊羹」を挙げているが、これまでの2試合で羊羹を含め、もぐもぐタイムは確認されていない。初戦の北海道銀行(Tabata)戦のハーフタイムでは、それぞれの水筒で水やスポーツドリンクを適宜、摂りながらJDリンドコーチを交え、後半戦の戦略やリリースの感覚、アイスの曲がり幅について意見を交換していた。
日本時間16日、スクリク(Skrlik)との2戦目のハーフタイムでも給水しながら、スイープの効き方やガードゾーンを置く際の適切なウェイトや石のローテーション(回転数)などを共有し、好物の羊羹をもぐもぐする姿は見られなかった。
それもそのはずだ。2時間を超える試合時間に対してハーフタイムは5分間とあまりにも短い。気温によってはアウターの脱着や、場合によってはトイレに行っておく必要もある。並行してJDコーチからアイスやショット率についてのフィードバックもある。それぞれが後半戦に向けて身支度をしながら、情報を共有するのだ。ほとんど喋り通しと言っていい。
グランドスラムで解説を務めている石崎琴美さんはロコ・ソラーレの強さについて「コミュニケーションの量と質」と分析していたが、この2試合もハーフタイムが終わり第5エンド目の1投目をリードの吉田夕が投げる直前まで必要な情報の交換を繰り返していた。
オンアイスでもオフアイスでも集中力を切らさない。それがロコ・ソラーレの強さの秘密のひとつだ。予選リーグは残り2試合。ハーフタイムの会話と濃度の高い後半戦に向けた準備にも注目が集まっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)