◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(15日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)前週「ソニーオープン…

シーズン2年目の久常涼。2週連続での予選通過を目指す

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(15日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)

前週「ソニーオープン」を最終日まで戦った久常涼は、大会終了日にそのままハワイからカリフォルニア州へと移動し、月曜日の朝に会場入りした。昨年大会に続く2度目の出場になるが、到着してすぐにニクラス・トーナメントコースの9ホールをプレーとコースチェックは抜かりない。

昨年ツアールーキーとして1年間戦った経験から「ソニーオープンから最初の3試合が結構タフ」という。次戦「ファーマーズインシュランスオープン」は同じカリフォルニア州の会場(トリーパインズGC サウスコース)でも、開幕が水曜日の22日と通常大会よりも1日早い。「この時期を抜けると少し落ちつくと思うので、この2週間を頑張れれば」とシーズン序盤戦の勝負所に集中力は増している。

月曜午前中に到着してすぐコースチェックへ

昨年はラ・キンタCCの初日が「65」で首位と3打差14位でスタートし、2日目のニクラス・トーナメントコースは「67」、スタジアムコースは「68」でプレー、23位で決勝ラウンドに進んだ。スタジアムコースの最終日は「65」をマークし、通算23アンダー11位で大会を終えた。「いいイメージがあるコース」と表情は明るい。

「すごいスコアが出るコースなので、その伸ばし合いにしっかりついて行けることが大事。去年のようにいけばいいなって思っているけど、今年は今年で何があるか分からない。頑張れれば」。20歳のニック・ダンラップが33年ぶり8人目のアマチュア優勝を飾った昨年大会の優勝スコアは通算29アンダー。各コースでバーディ合戦が予想される。

最終日に決勝ラウンドが行われるスタジアムコースは、名匠ピート・ダイが設計した。「(力量を)試されるホールが多くて、それがより終盤に続くので本当に具合が悪くなるコース」と苦笑いする。13番(パー3)は昨年より19yd伸びるなどセッティングに細かな変更はあるが、「(基本的には)変わらない。ただ、全体的にグリーンが去年よりも幅が広がったホールがいくつかあって、ちょっと易しくなったのかなとは思ったけど、その分グリーンが硬い。面白くなっています」と穏やかな口調で闘争心をのぞかせた。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)