伊藤は今季の飛躍が期待されていた(C)産経新聞社 ソフトバンクは16日、巨人にFA移籍した甲斐拓也の人的補償として、伊藤優輔を獲得したと発表した。背番号は42に決まった。 伊藤は都立小山台高校から中央大に進み、社会人・三菱パワーを経て、20…
伊藤は今季の飛躍が期待されていた(C)産経新聞社
ソフトバンクは16日、巨人にFA移籍した甲斐拓也の人的補償として、伊藤優輔を獲得したと発表した。背番号は42に決まった。
伊藤は都立小山台高校から中央大に進み、社会人・三菱パワーを経て、20年にドラフト4位で巨人に入団。しかし1年目のオフ、21年11月に右ひじ内側側副じん帯再建手術を受け、育成契約に変更。22、23年と2年間の長きにわたって、リハビリ生活を送ってきた。
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昨年の7月26日に支配下再登録されると満を持してプロ初登板となったのは7月30日の阪神戦(甲子園)。ビハインドの7回に3番手で登板すると、最速152キロをマークするなど、1回無安打無失点で再スタートを切った。
その後、8月22日に抹消されるまで中継ぎとして8試合に登板、防御率1.04と高パフォーマンスを残した。
そんな伊藤は今季は昨年菅野がマークした15勝を埋めるべく、先発争いの一角として飛躍が期待されていた。阿部慎之助監督も複数の若手選手で「菅野の穴」を埋めてほしいと語る中で期待の投手として、伊藤の名前もあげていた。
球団を通じて伊藤は「4年間という短い間ではありましたが、約2年をリハビリに費やし本当にたくさんの方々に支えられて去年初めて1軍で投げることができました」と感謝の気持ちを伝えた。その上で「少し驚いてはいますが、ホークスで活躍し日本シリーズでジャイアンツと戦えるように頑張ります」と前を向いた。
プロ5年目を迎えるロマン腕が新天地でどんな勇姿を見せてくれるのか。今後の活躍も期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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