前走の東京ハイジャンプで3着のオールザワールド(牡8、栗東・中竹和也厩舎)が、現地時間3月11日にイギリス・チェルトナム競馬場で行われるチャンピオンハードル(4歳上・英G1・障害3280m)に登録した。 同馬は父キズナ、母エピックラヴ、…
前走の東京ハイジャンプで3着のオールザワールド(牡8、栗東・中竹和也厩舎)が、現地時間3月11日にイギリス・チェルトナム競馬場で行われるチャンピオンハードル(4歳上・英G1・障害3280m)に登録した。
同馬は父キズナ、母エピックラヴ、母の父Dansiliの血統で、20年ホープフルS覇者ダノンザキッドらがきょうだいにいる良血馬。平地では芝2000mで3勝を挙げ、23年暮れに障害入り。路線転向2戦目で初勝利をマークすると、障害OP、三木ホースランドJSと3連勝を飾った。続く重賞初挑戦の東京JSは7着だったが、昨秋の東京HJでは3着に巻き返している。
チャンピオンハードルは欧州障害界の祭典「チェルトナムフェスティバル」の初日に組まれ、約100年の歴史を持つ。今年は16頭がエントリーしているものの、欧州以外からはオールザワールドのみ。英競馬メディア「Racing Post」の公式Xも“最も驚くべきこと”として、同馬の登録をトピックに挙げた。
チェルトナム競馬場で競走業務部長を務めるジョン・プルイン氏はnetkeibaの取材に対し、「オールザワールドの登録は大変喜ばしいこと。チェルトナムフェスティバルは4日間に渡る英国障害競走のハイライトであり、海外馬の参戦は素晴らしいことです。英国ジョッキークラブは日本のチェルトナムフェスティバル参戦の受け入れにおいて、英国と日本の競馬における歴史と強い関係性の一端を担えることを誇りに思います」とコメント。続けて、「現在、関係者や競馬統括機関とも連携し、他のハンデキャップ戦やノービスハードルへの出走資格についても確認しています」と話し、他競走への参戦についても含みを持たせた。