【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ (1月16日/カナダ)【映像】これぞ世界の藤澤!渾身ダブルテイクアウトの瞬間 カーリング女子のロコ・ソラーレが今大会初白星。前日の初戦を落として迎えた第2戦でカナダのチーム・スクリクに勝利して…
【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ (1月16日/カナダ)
カーリング女子のロコ・ソラーレが今大会初白星。前日の初戦を落として迎えた第2戦でカナダのチーム・スクリクに勝利して対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、予選突破に前進した。
ロコ・ソラーレ(Fujisawa)はカナダのオンタリオ州ゲルフで開催されているグランドスラム オブ カーリングの「マスターズ」で奮闘中だ。初戦を落として迎えた2戦目はカナダのチーム・スクリク(Skrlik)と対戦。不利な後攻ながらリード吉田夕梨花がハウス中央へのカムアラウンドを決めると、セカンドの鈴木夕湖はそれを守る2投を配置し、先攻チームのセオリーであるハウスを狭くするショットをフロントエンドで遂行する。そして、まだ情報の少ないアイスに両軍が苦しむ中、より精度の高い情報を拾ったロコ・ソラーレがスキップの藤澤五月のダブルテイクアウトでプレッシャーをかけ続けると、スティールで2点を先制した。
第2エンド、第3エンドはお互い後攻で1点取らされる「フォース」となったが、第4エンドに再び先攻で2点をスティール。徐々にアイスにアジャストしながら、第1エンド同様センター戦を制して加点した。5-1とリードを広げて前半戦を終える。
4点を追うスクリクは第5エンドにコーナー戦を展開。ロコ・ソラーレはアイスの情報の少ないパス(石の通り道)に苦慮し2点を失うが、続く第6エンドには確実に1点を獲得。第7エンドはスクリクがブランクエンド(両チームに点が入らないエンド)とし、3点のリードを持って最終第8エンドに進んだ。スクリクはフロントエンドの4投をガードに費やしビッグエンドを狙うが、鈴木、サードの吉田知那美、藤澤が冷静に1ショットずつ相手の石を処理し、スクリクがコンシード。6-3で今大会初勝利を挙げた。
「1エンド目から『JDが(コーチ席から)見て喜んでくれる試合をやろう』とちな(吉田知)が声をかけてくれたので、その通りの試合ができて良かった」とは藤澤の試合後インタビューの総括だが、第1エンドと第4エンドに記録した複数得点はいずれもスティール。序盤からリスクを恐れずに主導権を握れた“らしさ”の詰まった快勝だ。成績を1勝1敗のタイに戻し、17日の午前1時30分からチーム・ヴラノー(Wrana/スウェーデン)との試合に臨む。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)