◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(15日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)前週「ソニーオープン…

米ツアールーキーとして開幕2戦目で初ポイント獲得を目指す

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(15日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)

前週「ソニーオープン」を予選落ちした星野陸也は、太平洋をまたいで日曜日朝にカリフォルニア州に到着してそのまま現地に入った。予選ラウンド3日間で異なる3コースを回る大会に備え、細かいコースチェックに奔走した。

テレビ中継で見たことはあるが、いずれのコースも初体験だ。会場入りした日にメインコースのPGAウエスト・スタジアムコースと、隣接するニクラス・トーナメントコースを混ぜて27ホールを「軽くショットを打ちながら」確認。月曜日までに36ホールを回ると、火曜日はメイン会場を回った後に車で約15分のラ・キンタCCに移動して精力的に下調べ。今週は各選手にカートが充てられており、開幕前日のこの日は、ラ・キンタCCをティショット中心に「最小限に、大事なポイントのところだけ打って」2時間半もかけず18ホールを回った。

練習ラウンドは3コースを2回ずつ、計6ラウンド回った。「欧州ツアーでも(複数コース開催はあったけど)さすがに2コースまで。でも“プロアマが水曜日にあるから火曜しかコースを回れません”というのもあったりしたんで…。今回も急ぎながらも、しっかり見てというのはやったつもりです」と経験を生かして順応してみせた。

急ぎながらもツボは押さえたコースチェック

合計54ホールの中で、注目ホールはやはりPGAウエスト・スタジアムコースの17番(パー3)。池で囲まれた浮島のグリーンに「8番アイアンで普通に高めのドロー軌道の球を打ったら、センター手前の上りラインのところに落ちたのに、5バウンドぐらいして奥の池に落ちちゃって。『嘘だろ!』って」。砂漠地帯とあって会場は乾燥しており、地面は硬め。「ちょっとフェースを開いてかち上げるインテンショナル系なショットももしかしたら(必要かも)…」と攻略へ思考を巡らせた。

あとはしっかり練習するのみ

ハワイから米本土に渡り、初めてフル参戦するPGAツアーシーズンの第2戦。「コースは回り切ったので、あとは決めたポイントに打てるショットを練習してきます」。来季シードを決める年間レースのポイント初獲得を目指し、打撃練習場へと向かった。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)