社会人出身の5年目…右肘手術経て昨季1軍デビュー ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手の人的補償として、伊藤優輔投手を獲得したと発表した。背番号は42に決まった。社会人出身で、昨季1軍デ…

社会人出身の5年目…右肘手術経て昨季1軍デビュー

 ソフトバンクは16日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手の人的補償として、伊藤優輔投手を獲得したと発表した。背番号は42に決まった。社会人出身で、昨季1軍デビューしたプロ5年目の28歳右腕に白羽の矢が立った。

 伊藤は東京都立小山台高から中央大、三菱パワーを経て、2020年ドラフト4位で入団。1年目オフの2021年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成契約になった。

 昨年7月24日に3年ぶりに支配下契約を結び、7月30日の阪神戦で1軍デビュー。150キロを優に超える直球を武器に、救援で8試合に登板して0勝0敗1ホールド、防御率1.04をマークした。2軍では40登板で14セーブ、防御率1.29という圧倒的な投球を披露していた。

 ソフトバンクがFA移籍に伴う人的補償を選択したのは初めて。今オフは上沢直之投手、浜口遥大投手、上茶谷大河投手をそれぞれ獲得。長年にわたって正捕手に君臨してきた甲斐が流出したが、2年連続のリーグ優勝に向けて積極的な投手陣補強を進めている。(Full-Count編集部)