ドラフト3位の荒巻は長打力が期待されている(C)産経新聞社 まもなく2月のキャンプインを迎える。来る2025シーズン、各球団がどんな戦略を練って、目指す頂に到達するのか。真剣勝負の行方が注目となる。 そんな中、昨年リーグ覇者となった巨人の春…
ドラフト3位の荒巻は長打力が期待されている(C)産経新聞社
まもなく2月のキャンプインを迎える。来る2025シーズン、各球団がどんな戦略を練って、目指す頂に到達するのか。真剣勝負の行方が注目となる。
そんな中、昨年リーグ覇者となった巨人の春季キャンプでは、昨季、坂本勇人が主に守ったサードポジション、ホットコーナーをめぐってもし烈なポジション争いが繰り広げられそうだ。
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昨季は遊撃からコンバート1年目ながら確かな守備で、三塁手として初のゴールデン・グラブに輝くなど衰えない力を示した。
一方、37歳シーズンとなる今季について、阿部慎之助監督は坂本のコンディション次第ではほかの選手にホットコーナーを託す考えも明かしている。昨季は打撃面では打率.238、7本塁打、34打点とパフォーマンスを示せなかった。
候補となるのは元々サードを守る岡本和真、また昨年初の本塁打を放った中山礼都、プロ2年目の泉口友汰ら。
また新入団選手においてはドラフト3位ルーキー、荒巻悠(上武大)にも期待が高まっている。
荒巻の持ち味といえば、184センチ、93キロの恵まれた体格からなる左のパワーヒッター。強いスイングで広角に飛ばせる点もメリットとされる。
長打力はチームに求められるピースでもある。昨季は主砲の岡本がリーグ2位の27本塁打をマークするも、10本以上をマークしたのが丸佳浩(14本塁打)のみと貧打に苦しんだ。打線強化は日本一奪回への課題であり、その点でも即戦力ルーキーへの期待は高まっている。
すでに荒巻、またドラフト2位の浦田俊輔(九産大)の大卒ルーキー2人は1軍キャンプスタートを指揮官が明言している。
三塁、二塁、また一塁まで守れるという新たな内野のユーティリティが春季キャンプで存在感を示せるか。躍動した姿を期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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