バルセロナのハンジ・フリック監督が、2戦連続マニータ達成のレアル・ベティス戦でのチームパフォーマンスを誇った。 バルセロナは15日、ホームで行われたコパ・デル・レイのラウンド16でベティスと対戦し、5-1で圧勝した。 ベティスにレンタルで貸…
バルセロナのハンジ・フリック監督が、2戦連続マニータ達成のレアル・ベティス戦でのチームパフォーマンスを誇った。
バルセロナは15日、ホームで行われたコパ・デル・レイのラウンド16でベティスと対戦し、5-1で圧勝した。
ベティスにレンタルで貸し出しているFWヴィトール・ロッキにPKから1点を決められたものの、FWロベルト・レヴァンドフスキら一部主力を温存した一戦で自慢の攻撃陣が躍動。MFガビの古巣恩返しゴールを皮切りに、DFジュール・クンデ、FWハフィーニャ、FWラミン・ヤマル、途中投入のFWフェラン・トーレスがゴールを重ね、5-2で勝利したスーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝のレアル・マドリー戦に続くマニータでの圧勝となった。
同試合後の会見に出席したドイツ人指揮官は、「スーペル・コパ後の我々の反応を見るのは非常に重要だった」と語り、初タイトル獲得後も野心的なプレーを披露したチームの姿勢を高く評価した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が会見コメントを伝えている。
「スーペル・コパでの大きな勝利の後、チームがどのように新たな戦いに向かうかを見ることは我々にとって非常に重要だった。我々は遠征し、月曜日はトレーニングを行わなかったが、たった1回のトレーニングセッションで最初からパフォーマンスを見ることができたのは非常に良かった。我々がどのようなプレーを見せたかという部分でも非常に良かった」
また、登録問題の渦中にありながらも、この試合では“ファルソ・ヌエベ”でゴールこそなかったものの、ヤマルらとともに存在感を示したダニ・オルモについては「彼は『9番』として完璧にプレーする方法を知っており、代表チームでもそれをやってきた。そのことについては話し合った。試してみたかったし、プランはうまくいった。選手間の距離も完璧だったのがわかるはずだ」と、戦前から起用に不安はなかったものの、そのパフォーマンスを称えている。
試合後にガビが「メッシに次ぐ世界最高」と評したヤマルに対する見解に同意するかと質問を受けると、「ガビはとても感情的だ」とたしなめながらも、「私の答えはイエスだ。ビッグゲームでは素晴らしい才能が光る。我々は多くの試合でそれを見てきたが、同時に我々は彼をケアしていく必要がある」と控えめな反応を示した。
一方で、そのバルセロナへの適応具合からラ・マシア出身と勘違いしたペドリに関しては手放しで称賛。
「彼はピッチのどこにでもいる。中盤では、ラ・マシア出身のプレーヤーたちが、試合を理解し、連携する様子は信じられないほどだ。彼は毎試合活躍するプレーヤーの一人だ。何キロも走り回り、多くのことをこなす。私にとって彼がリーダーとして目立つことは重要で、中盤での戦いで目立つプレーヤーが必要だ。彼は本当によくやっているよ」
また、ユベントス移籍が取り沙汰されるなか、この試合でも安定したパフォーマンスを見せたDFロナルド・アラウホについては「彼は残り1年半の契約を結んでおり、彼がここにいることを疑ったことは一度もない。彼を迎えられてとても嬉しいし、ファンが彼の復帰を祝ったのも見てきたよ」
これで公式戦4連勝となったバルセロナは、ラ・リーガでの連敗ストップへ曲者ヘタフェとのアウェイゲームに挑む。