<大相撲一月場所>◇四日目◇15日◇東京・両国国技館【映像】宇良の“珍手”が引き起こした「珍事」 前頭四枚目・宇良(木瀬)が、前頭六枚目・高安(田子ノ浦)との一番で自身およそ1年ぶりとなる珍手の“伝え反り”で勝利した。圧巻の宇良劇場に館内は…

<大相撲一月場所>◇四日目◇15日◇東京・両国国技館

【映像】宇良の“珍手”が引き起こした「珍事」

 前頭四枚目・宇良(木瀬)が、前頭六枚目・高安(田子ノ浦)との一番で自身およそ1年ぶりとなる珍手の“伝え反り”で勝利した。圧巻の宇良劇場に館内は大いに沸き、実況も思わず「なんだこれはー!」と大興奮。その直後、カメラが捉えた観客のリアクションが、何よりもその衝撃を物語っていた。

 宇良は立ち合い低く入って鋭く左を差すと下手を掴んだ。高安に抱え込まれるも、体をくるりと回転させ、しなやかに反らしてから鮮やかな伝え反りを決めた。

 まさかの展開にABEMA実況アナも思わず「なんだこれはー!投げたー!」と大興奮。解説を務めた元関脇・碧山の岩友親方も「こういう相撲は宇良しか取れないですね」と唸るほかなかった。伝え反りで勝った宇良は2勝目、敗れた高安は2敗目。

 その後、リプレー映像が流れると、宇良衝撃の珍手に土俵下の観客が揃って口をあんぐりとさせる笑撃の光景。「そりゃ、そうなる」「宇良最高」など、ファンからは共感の声が寄せられた。

 宇良の伝え反りは令和6年(2024年)一月場所の千秋楽で決めて以来、1年ぶり。日本相撲協会の公式ホームページによれば伝え反りは決まり手ランキング60位、発生割合0.01パーセントの珍しい反り手。(ABEMA/大相撲チャンネル)