世界ランク51位の大坂なおみが、全豪オープンの2回戦で同20位のカロリーナ・ムホバ(チェコ)と対戦し、1ー6、6ー1、6ー3で逆転勝利を飾った。なかでも第2セットの第5ゲームで見せた衝撃の185キロサービスエースにアリーナも熱狂している。…

 世界ランク51位の大坂なおみが、全豪オープンの2回戦で同20位のカロリーナ・ムホバ(チェコ)と対戦し、1ー6、6ー1、6ー3で逆転勝利を飾った。なかでも第2セットの第5ゲームで見せた衝撃の185キロサービスエースにアリーナも熱狂している。

【映像】185km/h最速サービスエースの瞬間

 出産を経てトップ100までランクを戻してきた大坂が、2019年、2021年と2度制覇している全豪オープンの舞台に戻ってきた。1回戦は、世界ランク67位のキャロライン・ガルシア(フランス)を相手にフルセットの末に勝利し、2回戦へと勝ち進んだ。日本時間15日に行われた2回戦では立ち上がりから苦しいテニスが続く。第1セットは5ゲーム連続で相手に奪われるなど、1ー6で落とした。しかし第2セットは第4ゲームでブレイクしてリードする。迎えた第5セット、アリーナを沸かせるプレーが飛び出した。

 大坂は、センターライン沿いに185キロを計測する渾身のサーブを打ち込む。やや外側に構えていたムホバは全く反応できず、ボールの行方を見据えるだけだった。渾身のサービスエースが決まると、アリーナからは拍手と大歓声が沸き起こった。この試合の解説を務めた奈良くるみさんは「凄いインパクトの音でしたね」と驚きを隠せなかった。また実況の横内洋樹氏は「1回戦は最速184キロだったので今大会、大坂自身の最速サーブです」と伝えている。

 大坂のプレーについてSNSのファンたちは「しっかりしたプレーに感動でした」「やっぱり馬力あるよな。ベースラインから打ち抜いていく圧倒的なパワーが彼女にはある」「調子良いようなイメージ」「強い大阪選手が戻ってきた!」と称賛の声が多く見られた。

 大坂はこのゲームもブレイクに成功すると、第6ゲームをブレイク、第7ゲームをキープして1ー6でこのセットをものにする。第3セットも圧倒的な強さを見せて勝利し、大坂は3年ぶりに3回戦へと駒を進めている。

(ABEMA/WOWSPO/全豪オープンテニス2025)