イプスウィッチ・タウンは15日、アストン・ビラからU-21イングランド代表FWジェイデン・フィロジーン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの4年半となる。 昨夏、ハル・シティから1300万ポンド(約…

イプスウィッチ・タウンは15日、アストン・ビラからU-21イングランド代表FWジェイデン・フィロジーン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの4年半となる。

昨夏、ハル・シティから1300万ポンド(約24億9000万円)と言われる金額でアストン・ビラに買い戻されたフィロジーン。今シーズンは途中出場をメインに公式戦15試合に出場していた。だが、クラブが今冬の移籍市場でドルトムントのオランダ代表FWドニエル・マレンを獲得した影響もあったか、復帰からわずか半年で完全移籍で売却されることになった。

なお、22歳の若武者は「できるだけたくさんプレーしたい。プレーヤーとしての特徴はドリブルしたり、連携したり、ゴールやアシストをすることが好きだ。ここでのプレーを楽しみにしているよ」と、新天地イプスウィッチでの意気込みを語っている。

アストン・ビラのアカデミー育ちのフィロジーンは、左ウイングを主戦場とする右利きのアタッカー。これまでストーク・シティやカーディフ・シティへの武者修行を経験。2023年夏にはハル・シティへ完全移籍で売却されたが、その新天地では昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で32試合に出場し、12ゴール6アシストを記録。

その数字以上に爆発的なスピードとアジリティを活かした緩急自在のドリブル突破という最大の特長を遺憾なく発揮し、バルセロナなど国内外のクラブの関心を集めていた。