【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン 1-0 マインツ(日本時間1月15日/バイアレーナ)【映像】佐野海舟、ブンデス最強MFを完封した瞬間 ブンデスリーガ最強MFを追い込み、“デュエル”に勝利した瞬間だった。マインツに所属するMF佐野海舟は、…

【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン 1-0 マインツ(日本時間1月15日/バイアレーナ)

【映像】佐野海舟、ブンデス最強MFを完封した瞬間

 ブンデスリーガ最強MFを追い込み、“デュエル”に勝利した瞬間だった。マインツに所属するMF佐野海舟は、レヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツに強い当たりでプレスに行くと、そのままサイドへ追いやってマイボールに。このプレーにはファンもSNSで驚きの声を挙げている。

 注目のゴールはブンデスリーガ第17節、0-1で迎えた78分のことだ。今シーズンの国内リーグに全試合出場しているダイナモの佐野が、昨シーズンのブンデスリーガMVPで「ドイツの至宝」と謳われる相手エースを封じ込めた。

 相手の最終ラインからのクリアボールが、レヴァークーゼン陣内の中央に転がったところからマッチアップが始まった。ボールに反応したのはヴィルツと佐野だ。ヴィルツがワントラップで前を向いて中央から一気にドリブルを開始したところで、佐野は後方から追いすがっていった。ヴィルツが進行方向を左に変えて加速する中で、タイトな守備で喰らいつき、スピードで自身の身体を相手とボールの間に差し込んだのだ。

 このマークに対して、ヴィルツはたまらず長めのタッチでスペースにボールを出して加速勝負を仕掛けたものの、そこは佐野が一枚上手だった。ボールを守るように身体を当てて、そのままタッチラインまで逃げ切った。突破を完璧に阻み、マイボールにする一連のプレーは目の前で目撃した指揮官も拍手を送った。

 このプレーにはファンも反応。SNSでは「佐野海舟はワールドクラスだ」「佐野海舟がヴィルツ封じ込めてんのやばいな」「佐野海舟さすがやなアスリート能力高いよね」「ビッグマッチでキーマンをことごとく抑えてるの普通にやばいで」など、対人能力と対応力の高さを絶賛するコメントが数多く寄せられていた。

 ちなみに、両者は今シーズンのブンデスリーガで「デュエル王」を争う2人だ。かつて、遠藤航が2季連続で獲得したブンデスにおける“強さの指標”は、この試合を終えた時点で、ヴィルツが勝利数232、佐野が194で1、2位。ヴィルツはすでにビッグネームだが、ドイツ1年目の佐野は驚きの存在感を示していると言える。

 なお、試合は48分にレヴァークーゼンにFK弾を許したマインツが0-1で敗戦。昨シーズン王者に敗れたが、佐野のパフォーマンスは上々だった。

(ABEMA/ブンデスリーガ)