◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(14日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)開幕2日前、金谷拓実…

ルーキーの金谷拓実。目指すは一つでも多くのバーディ

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(14日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)

開幕2日前、金谷拓実は初日にプレーするPGAウエスト・スタジアムコースを回って調整を行った。最終日の決勝ラウンドの舞台でもあるメインコースはテレビで見ていた場所。「16番からの残り3ホールは面白いホールが続く。まずは初日、自信を持って打ち切れたら」と意気込んだ。

有名な16番のバンカーはグリーンに向かって大きく打ち上げる

16番にはグリーンに向かって19ft(約6m)も打ち上げるガードバンカーがあり、17番のパー3は池に囲まれたアイランドグリーン。そして、最終18番は左サイドの池が絡む。1986年に名匠ピート・ダイ氏によって設計されたゴルフ場は、2007年の米ゴルフダイジェスト「Top 50 Toughest Courses in America(アメリカでトップ50に入るタフなコース)」で4番目に紹介され、16年から17年にかけてゴルフマガジンが発行した「Top 100 Courses to Play(トップ100のコース)」にもランクインした。

プロアマ競技は予選ラウンド3日間で毎日違うコースを回る

3コースの情報を集める開幕前の慌ただしさより、新たなチャレンジへの充実感がにじむ。「3コースやるという点ではみんな一緒。すごく、すごく楽しみ。プロアマ形式もあまりやったことがない」と話す。

日によって違うコースをプレーするのも初めてではない。PGAツアーカードを獲得した昨年12月のQスクール ファイナルステージでは、2つのコースを交互に回った。そのうちのひとつ、TPCソーグラスのダイズバレーコースはダイ氏の設計だった。「キャディのライオネルからは『ピート・ダイ設計のコースはターゲットにしっかり打つしかチャンスがない』ってよく言われていて。たしかに予選会もしっかりターゲットに向かって打つっていう感じで、(そういう傾向が)多いと感じる」

頼れる相棒のライオネル・マティチャック氏とともに

ツアーメンバーとしての初戦だった前週「ソニーオープン」は予選落ちを喫した。「ショットでピンにつけられるのも、やっぱり調子が良い時だからこそ。まずは、しっかり自信を持って、どのショットも一打一打を打ち切ることが大事。それを今週もまた続けていけたら」と信念を強調した。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)