イタリア1部 ペルージャの試合結果と石川祐希コメント プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するイタリア・セリエAのペルージャは現地時間の12日、セリエA 2024/2025 レギュラーシーズン第16節でトレンティー…
プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するイタリア・セリエAのペルージャは現地時間の12日、セリエA 2024/2025 レギュラーシーズン第16節でトレンティーノと対戦。開幕以来、負けなしの15連勝で首位のペルージャと現在リーグ2位のトレンティーノとの頂上対決となったが、フルセットの末、2-3(25-20、20-25、25-18、21-25、22-24)でペルージャが今季初の敗戦。連勝は「15」でストップした。
石川は第1セット後半に先発のセメニウクと交代でコートに。互いに1セットをとり、第3セットも拮抗した展開となるが、石川も要所で役割を果たし、サービスエースも出て、25-18でペルージャが奪取する。そして、第4セットはミキエレットらの活躍でトレンティーノが制し、試合はフルセットに。
最終セットは、序盤から両チームが1点を争う激しい攻防となる。9-10の場面、レセプションに入った石川は左足を負傷し、セメニウクと交代する。試合はデュースにもつれこみ、4度目のデュースの場面、今度はプロトニツキがサーブの着地後に太ももを負傷。ペルージャは9度マッチポイントを握るも連続ポイントを奪えず、22-24で試合終了。2時間40分に及ぶ死闘となったが、勝利を掴むことはできなかった。なお、試合後のメディカルチェックでプロトニツキは右大腿二頭筋損傷の診断を受け現在治療中。石川については痙攣の診断で、特段支障はなかった。
試合後、所属事務所を通じて発表された石川のコメントは、以下の通り。
トレンティーノ戦は3-2で敗れましたが、トレンティーノは非常に強いチームで、1位2位を争うレベルの高い試合でした。 個人的には、1セット目の途中から出て最後負傷するまではコートに立つことができましたが、パフォーマンスではスパイクで何本かシャットをされたり、レセプションでも、もう少し安定して返せた所があったと感じます。サーブでもミスが目立ってしまいましたので、改善していきたいと思います。
昨日は観客も多く、非常によい雰囲気の試合だったので勝ちたかったのですが、最終セットではコートに3人ミドルブロッカーがいたりと、予想外の状況の中での試合となったので、次回はお客さんの前でいいプレーをお見せできるように引き続き頑張っていきたいと思います。
最後に負傷した所に関しては 、足が攣ってしまっただけなので問題ないです。今週はチャンピオンズリーグ、そしてアウェイでのチヴィタノーヴァ戦があるのでしっかりとリカバリーをして、次の試合には良い状態で臨めるように準備していきたいと思います。 今シーズン初めての敗戦で、勝ち続けるのは難しいと感じました。この敗戦からさらに成長できるように戦っていきたいと思います。
次戦はチャンピオンズリーグの試合となり、16日(木)イタリア時間 18時(日本時間 26時)より、Jihostroj CESKE BUDEJOVICE(チェコ)と対戦。セリエAの次節は、19日(日)イタリア時間 19時30分(日本時間 27時30分)よりチヴィタノーバと対戦する。
写真:Sir Safety Perugia