15日、大井競馬10Rで行われた芋洗坂賞(ダ1600m・B3二組選抜特別)は、道中5、6番手の内で脚を溜めた菅原涼太騎手騎乗の11番人気ガンモレジェンド(牡5、大井・栗田泰昌厩舎)が直線で内をついて鋭く伸び、先に抜け出しを図った5番人気…
15日、大井競馬10Rで行われた芋洗坂賞(ダ1600m・B3二組選抜特別)は、道中5、6番手の内で脚を溜めた菅原涼太騎手騎乗の11番人気ガンモレジェンド(牡5、大井・栗田泰昌厩舎)が直線で内をついて鋭く伸び、先に抜け出しを図った5番人気シルヴィーノ(牡5、大井・橋本和馬厩舎)をクビ差とらえて勝利した。勝ちタイムは1分42秒4(良)。
2着から1馬身差離れた3着には7番人気のクイーンカトリーヌ(牝6、大井・月岡健二厩舎)が入線。上位人気が総崩れとなり、11番人気→5番人気→7番人気で3連単413万5610円の大波乱となった。
勝ったガンモレジェンドは父カレンブラックヒル、母ブルーインザスカイ、母の父チチカステナンゴの血統。同じ母系からはマツリダゴッホやナリタトップロード、ダノンヨーヨーらが出ている。特徴的なその馬名は「伝説のガンモドキ」の意味。22年12月に佐賀でデビューを迎え、3勝を挙げたのち、南関東に本拠地を移す。昨年6月にC2級を勝ち、10月にはC1級で連勝を飾ったが、B3に上がってからは見せ場がなく、大きく人気を落としていた。
今回はハイペースの展開にも乗じて見事な差し切り。珍名馬が大波乱の立役者になった。通算成績は38戦7勝。