テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク65位の西岡良仁は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に0-6, 1-6, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶりの…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク65位の西岡良仁は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に0-6, 1-6, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶりの3回戦進出とはならなかった。試合後の会見で西岡は「めちゃめちゃ差を感じました」と明かした。
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29歳の西岡の同大会での最高成績は2023年のベスト16。昨年は1回戦でH・ルーネ(デンマーク)に敗れている。
その西岡は今大会、1回戦で予選勝者で世界ランク231位のA・ドゥガズ(チュニジア)を逆転で下しての勝ち上がり。
一方、21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年連続4度目。最高成績は昨年の8強となっており、今大会は1回戦で同77位のA・シェフチェンコ(カザフスタン)を下している。
四大大会4勝を誇るアルカラスは今大会で優勝すると、四大大会を全て制覇する生涯グランドスラムを史上最年少で達成することになる。
2回戦の第1セット、西岡は強烈なフォアハンドで終始主導権を握るアルカラスに対し1ゲームも取れず先行される。
続く第2セットでも西岡は14本のウイナーを決めるなど攻撃の手を緩めないアルカラスに対し、1度はキープに成功するもこのセットも落とし後がなくなる。
それでも西岡は第3セット、第1ゲームでブレークポイントを凌ぎなんとかキープするも、第5ゲームでブレークを許し、1ブレーク差を取り返せずに1時間21分で力尽きた。
試合後の会見で西岡は「描いていたものとは違った」と明かした。
「バックのクロスを打ってくるのは分かっていたので、そこをどれだけ押し返せるかっていうのが結構鍵ではあったと思うんですけど、やっぱり想像よりも早かったっていうところと、もちろんタイミングも早かったですし、何よりボールも重かったです。根本的な実力の勝負で話をするとめちゃめちゃ差は感じたので、 第3セットに近づいてちょっと何かが良くなったかって言われるとそうでもないなって」
また西岡は今回対戦したアルカラスと世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)は“別格”だと話し、「今、アルカラスやシナーに勝とうとするテニスを求めると身体が壊れていきそうですね。なので今彼らに勝とうとするのは違うかなと。なのでもう1回シードのところまで(ランキングを)戻していって、 20位、30位とかの選手たちに勝率をもう少し今よりも高めていって、そういったところをもう少し強化していくっていうところが次のステップかなと思います」と今後の目標についても言及した。
なお勝利したアルカラスは3回戦で世界ランク33位のN・ボルジェス(ポルトガル)と対戦する。ボルジェスは2回戦で第27シードのJ・トンプソン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
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