◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(14日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)前週の大会で予選落ち…

大西魁斗は事前にプライベートで練習ラウンドを行っていた

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 事前(14日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)

前週の大会で予選落ちした大西魁斗は、月曜日(13日)に会場入りした。今週は3コースで予選ラウンドを行い、決勝ラウンドは1ラウンドだけという大会。同日は初日に回るラ・キンタCCを回り、開幕2日前にPGAウエスト・スタジアムコースをチェック。ニクラス・トーナメントコースは今週に入ってからまだ回れていないが、「(前週の)ソニーオープンの前に来てやっているので」と下見はすでに済ませていた。

「なんとなくコースのイメージが頭の中に入っていた方が、練習ラウンドの時に『この辺を練習しておこうかな』と、できる。来週のトリーパインズGCサウスコース(22日開幕/ファーマーズインシュランスオープン)も事前にもう行ってきました」。ルーキーシーズンに入る前の限られた練習時間でコースチェックを行っている。

フェアウェイのアンジュレーションもすごい

3コースのうち「やっぱりスタジアムコースは一番難しい」と話した。昨年の優勝スコアは通算29アンダー。大西は「スタジアムコースでどれだけ耐えて、ラ・キンタCCでどれだけロースコアで回れるかが重要になってくるんじゃないかな」とスコアメークのキーポイントを挙げた。実際に、昨年優勝したニック・ダンラップはラ・キンタCCで「60」をたたき出して、ツアーで33年ぶりのアマチュア優勝に繋げた。

コースのポイントを押さえていれば、自分のプレーにより集中できる。「アイアンショットの精度があまり良くない。どうやって試合に向けて(調子を)上げていけるかで頭がいっぱい。ドライバーが良くてもPGAツアーはロングアイアンでバーディチャンスをつけていかないといけない。その辺でまだ思うような球筋を毎回打てていないのが課題」と克服したい部分は明確だ。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)