ピンゴルフジャパン(本社・埼玉県戸田市)は、2025年の最新モデル「G440」シリーズを2月6日に発売する。ラインアップは「G440 MAX」「G440 SFT」「G440 LST」の3タイプ。同シリーズのHLモデル、そしてフェアウェイウ…
ピンゴルフジャパン(本社・埼玉県戸田市)は、2025年の最新モデル「G440」シリーズを2月6日に発売する。ラインアップは「G440 MAX」「G440 SFT」「G440 LST」の3タイプ。同シリーズのHLモデル、そしてフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンも同時期に発売される。
シリーズ最大の特徴は、同社史上最大の「低重心化」を達成した点。ドライバーには物体の中心から後方に延びる「重心ライン」があり、重心がこのラインに近づけば近づくほど、エネルギーの伝達効率が高まるとされている。今作はヘッド全体の軽量化と重量配分の見直しを行い、重心を低く下げてその重心ラインに近づけた。
「―MAX」は、小ぶりな見た目ながら慣性モーメント値9500g・cm2超えを達成し、安定性と操作性を両立。「―SFT」は、安心感のある見た目が特徴。ドローバイアス設計でつかまりのいいモデル。「―LST」はツアープロに人気の低スピンモデルで、慣性モーメント値はLSTモデル史上最高の9000g・cm2超えを達成している。
前作では「―LST」のみに採用していたカーボンクラウンを、「―MAX」「―SFT」にも導入。さらに「新フリーホーゼルデザイン」によってヘッド内部のホーゼル外周部を排除し、フェースを薄肉化して軽量化を実現。生まれた余剰重量をヘッド後方に再配分することで深低重心化され、理想の重心位置に近づいた。これにより高打ち出し・低スピンの弾道が可能となり、前作以上の飛距離性能を達成したという。
打音と打感にも改良が加えられた。ヘッド内部には前作よりも長く高いサウンドリブ(柱)を広範囲に配置。最も振動が発生する部分にリブを設けることで、音が短く、低音に。さらに前作よりも丸みを帯びたクラウンとフラットなソールを採用。クラウンの曲面構造とソールの平たんな設計の相乗効果によって、内部で発生する振動が軽減し打音が向上した。
ヘッド体積は「―MAX」と「―SFT」が460cc、「―LST」が450cc。ロフト角は「―MAX」が9、10.5、12度、「―SFT」「―LST」は9、10.5度。純正シャフトは、「アルタ J CB ブルー」「ピン ツアー 2.0 クローム」「ピン ツアー 2.0 ブラック」「フジクラ スピーダーNX グレー」の4種類。税込価格はすべて10万7800円となっている。問い合わせは、ピンゴルフジャパン(048-437-6501)まで。
<試打レポート>ピン「G440 MAX」