東京都私立中学高等学校選手権大会個人の部が終了 12月下旬からスタートした「第48回 東京都私立中学高等学校テニス選手権大会(個人の部)」の最終日が1月13日に行われ、男子は田村爽(日大鶴ヶ丘高)、…
東京都私立中学高等学校選手権大会個人の部が終了
12月下旬からスタートした「第48回 東京都私立中学高等学校テニス選手権大会(個人の部)」の最終日が1月13日に行われ、男子は田村爽(日大鶴ヶ丘高)、女子は久保田美乃里(東京高)がそれぞれ優勝した。
【画像】東京都私立中学高等学校選手権大会(個人の部)表彰&プレー写真
10月より開催されていた団体の部に続いて、12月下旬より始まった個人の部。最終日となった1月13日は準々決勝以降が有明テニスの森公園テニスコートにて行われた。
男子の決勝は、第2シードから順当に勝ち上がった田村と予選から勝ち上がったノーシードの千葉麟太郎(渋谷高)との対戦。
準々決勝、準決勝の2試合で、田村は20ゲーム、千葉は25ゲームを要し、疲れの隠せない両者はお互いにブレークされてのスタートする。3ゲーム目こそ田村がキープしたものの、続く4、5ゲーム目もブレークし合う。
それでも決勝戦らしく、鋭いスライスでつなぎ合う場面やドロップショットからのパッシングなど、好ラリーが続く。ファーストサーブの確率が上がらずキープできないレフティーの千葉に対して、苦しみながらもサービスゲームをキープした田村が5-2と優勝まであと1ゲームに。ダブルフォールトで2本のチャンピオンシップポイントとなり、次の1本はなんとか凌いだ千葉だったが、最後は自球がネットにかかり、勝敗が決した。
女子は、昨年高校1年生で優勝したディフェンディングチャンピオンの相良祐貴菜(東京高)と、後輩の1年生の久保田の同校対決。
前日から本戦の6試合すべてが6-0と圧倒的な強さで勝ち抜いてきた相良だったが、薄いグリップで高い打点からフラット系のボールを左右に打ち分ける久保田に苦戦し、一気に4ゲームを失い、リードされてしまう。
ロブも交えてチェンジオブペースをはかり、なんとか1ゲームをキープするが、久保田の絶妙なドロップショットも決まり、スコアは5-1に。ラストポイントは相良の強打がネットに当たり、そのままベースラインを越えてゲームセットとなった。
準決勝と決勝には、来年度実施のイベントに向けてボールパーソンが入った関係で、表彰式も多くの生徒に見守られるなか行われた。
男女のチャンピオンがウィナーズスピーチの中で触れ、この大会に対する思いも伝わり、温かい拍手に包まれる大会のフィナーレとなりました。
以下、準々決勝以降の試合結果である。
<「第48回 東京都私立中学高等学校テニス選手権大会(個人の部)」試合結果(準々決勝以降)>
【男子】
決勝
○田村爽(日大鶴ヶ丘高) 6-2 ●千葉麟太郎(渋谷高)
準決勝
○千葉麟太郎(渋谷高) 7-6(6) ●河田優太朗(法政高)
○田村爽(日大鶴ヶ丘高) 6-4 ●末岡太一(日大鶴ヶ丘高)
準々決勝
○河田優太朗(法政高) 6-4 ●野田啓太(日大鶴ヶ丘高)
○千葉麟太郎(渋谷高) 7-5 ●松井庵利(東京成徳高)
○末岡太一(日大鶴ヶ丘高) 6-1 ●菅原悠義(日大鶴ヶ丘高)
○田村爽(日大鶴ヶ丘高) 6-4 ●伊藤駿汰(開成高)
【女子】
決勝
○久保田美乃里(東京高) 6-1 ●相良祐貴菜(東京高)
準決勝
○相良祐貴菜(東京高) 6-0 ●牧野美穂子(晃華学園高)
○久保田美乃里(東京高) 6-0 ●菊池梨央(東京高)
準々決勝
○相良祐貴菜(東京高) 6-0 ●本田莉々香(東京高)
○牧野美穂子(晃華学園高) 6-0 ●山本結希(東洋英和女学院高)
○菊池梨央(東京高) 6-3 ●木下もも香(東京高)
○久保田美乃里(東京高) 6-2 ●神村京花(大成高)