則本からタイムリーツーベース「とにかく1つの打席が先につながるように」 ソフトバンクの福田秀平が24日の楽天戦の7回裏、…

則本からタイムリーツーベース「とにかく1つの打席が先につながるように」

 ソフトバンクの福田秀平が24日の楽天戦の7回裏、1点差に迫ってなおも2死一、二塁という好機で大仕事をやってのけた。則本昂大から放ったのは、左中間の最深部へ届く逆転のタイムリーツーベースだ。

 一塁走者の松田宣浩が懸命に走り、ホームに滑り込むと同時に膝をついたままセカンド塁上の福田に向かって両手を上げた。そのとき、ビジョンに映し出された福田は静かな笑みを浮かべていた。6月の西武戦で放った逆転サヨナラ弾にも匹敵する価値ある一打に、満員のヤフオクドームが沸いた。

「何とかという気持ちはあった。相手は日本を代表する投手。甘い球は来ないだろうなと思いながらも、甘い球が来たら一発で仕留めてやろうと思っていた」

 則本は CSで当たる可能性がある投手。試合前の円陣でも「今日は(則本に)悪いイメージをつけさせよう」と話があったという。福田は見事にそれを実践してみせた。

 お立ち台では笑顔が弾けたが、記者に囲まれた福田は冷静に今の自分の立場を見極めていた。

最後は好投の攝津を気遣い「もっと早く点が取れれば…」

「いただいたチャンス。ポストシーズンだけでなく、来年にもつながるように、自分の課題を1つずつクリアしていくつもり」

「昨日は松井(裕樹)に三振してしまったし、とにかく1つの打席が先につながるようにしていきたい。チャンスをいただいた以上、結果を残さないとCSにも出られないと思っている」

 そのチャンスは、柳田悠岐の離脱によって生まれている部分も多いが、2人は学年でいえば同級生。離脱した柳田にはLINEで「少しリフレッシュするつもりで。CSはまた一緒に頑張ろう」という主旨のメッセージを送ったという。「そしたら『え~ヤツやな』って返ってきました」と福田は笑った。

 チームは4-3で勝利したが、会見の最後には自ら切り出し「攝津さんがあれだけいい投球していたので、もっと早く点が取れればよかった」と、先輩の白星に貢献できなかったことを悔やんでいた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)