<ゴルフ・関東中学選手権冬季大会兼全国大会予選>◇14日◇千葉・一の宮CC=男子(西コース)6541ヤード、女子(東コース)6264ヤード◇各パー71◇出場=男子117人、女子108人男子は高浦維吹(千葉・袖ケ浦市立昭和2年)が1イーグル、…
<ゴルフ・関東中学選手権冬季大会兼全国大会予選>◇14日◇千葉・一の宮CC=男子(西コース)6541ヤード、女子(東コース)6264ヤード◇各パー71◇出場=男子117人、女子108人
男子は高浦維吹(千葉・袖ケ浦市立昭和2年)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの5アンダー66で、女子は境美玲(東京・江東区立有明西学園2年)が4バーディー、3ボギーの1アンダー70で、それぞれ初優勝した。
シードを除く上位男子18人、同女子14人が3月19~21日、兵庫・三木GCで開催される「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」への出場権を得た。
◇ ◇ ◇
高浦は8番493ヤードのパー5で鮮やかなイーグルを奪った。残り180ヤードの第2打を5番アイアンでピン右2・5メートルに乗せ、ほぼ平らな軽いフックラインを沈めた。「30センチオーバーの感覚で打った。良いタッチで真ん中から入った」と思わず笑みがこぼれた。
「元々は冬は得意じゃない。重ね着で体が動かなくなるのが嫌い」。昨年のこの大会では5オーバー76の27位だった。それが今回はショットは上着を脱いでプレー。風の影響で5ホールでパーオンできなかったが、アプローチとパットでうまくカバーし、ボギーは1つだけにまとめた。平均29のパット数が、この日は25と安定した。
3月の全国大会では優勝を狙う。そのためには、「飛んで曲げない」のが課題だという。現在の平均飛距離270ヤードのドライバーを20ヤード伸ばした上で、球筋を安定させたい。身長160センチとやや小柄だが、バットでゴルフスイングする練習などで体幹を鍛えている。憧れのプロは松山英樹。「将来は海外で活躍したい」と夢を膨らませた。
インから出た境は、14番パー5のチップインで、最初のバーディーを奪った。残り10ヤードを「入れと思って、低く転がした」。その後、17、18番を連続ボギーとしたものの、後半は1、2番の連続を含む3バーディー、1ボギーと安定。2位の衣川真唯(埼玉・開智3年)を1打差で振り切った。
東京五輪銀メダルの稲見萌寧を輩出した千葉市の北谷津ゴルフガーデンで練習を重ね、稲見がミスショット後に確認する姿などを参考にしてきた。昨春の全国大会では最終日に進めなかったが、「この1年、ボギーを打っても諦めず、次にバーディー取るぞと、巻き返せるようになった」。平均飛距離235ヤードのドライバーを武器に、今春の全国大会では「5位以内を目指す」。
<男子>
<1>高浦維吹(千葉・袖ケ浦市立昭和2年)66(33・33)
<2>大久保友貴(千葉・千葉日大一3年)68(34・34)
<3>沖田雫(千葉・佐倉市立井野3年)68(34・34)
<4>小沢優仁(東京・府中市立浅間1年)69(36・33)
<5>逢坂巨希(千葉・四街道市立旭2年)69(32・37)
<6>戸村空汰(埼玉・川越市立霞ケ関3年)70(36・34)
<女子>
<1>境美玲(東京・江東区立有明西学園2年)70(33・37)
<2>衣川真唯(埼玉・開智3年)71(35・36)
<3>三神凛果(千葉・松戸市立第四3年)72(37・35)
<4>高橋彩夢(千葉・浦安市立日の出3年)72(36・36)
<5>畠山みくる(神奈川・大和市立つきみ野3年)72(35・37)
<6>飯田柚月(千葉・船橋市立御滝2年)72(35・37)
※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による
〈主催〉関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、スポーツニッポン新聞社
〈後援〉関東ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社、報知新聞社、サンケイスポーツ
〈特別協賛〉ブリヂストンスポーツ、住友ゴム工業
〈協賛〉ヨネックス、アクシネットジャパン、ミズノ、キャロウェイゴルフ、ピンゴルフジャパン、有賀園ゴルフ、フライトスコープジャパン
〈協力〉一の宮カントリー倶楽部