19日に中京競馬場で行われる第72回日経新春杯(GII、芝2200m)のデータを紹介する。菊花賞4着のショウナンラプンタ、3連勝中の上がり馬ヴェローチェエラなどが出走予定。ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析…
19日に中京競馬場で行われる第72回日経新春杯(GII、芝2200m)のデータを紹介する。
菊花賞4着のショウナンラプンタ、3連勝中の上がり馬ヴェローチェエラなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■数の菊花賞組と率のダービー組
2017年のミッキーロケット、2019年のグローリーヴェイズ、昨年のブローザホーンなど、後にGIを制する名馬たちの「覚醒前夜」が度々見受けられる日経新春杯。前走ローテにもそれは色濃く表れており、菊花賞とダービーの世代GI、3勝クラスのグレイトフルSが各2勝ずつと、今後の飛躍を誓う馬たちの活躍が目立つ。
・菊花賞【2.1.2.10】 ・グレイトフルS【2.1.0.5】 ・ダービー【2.0.0.0】 ・金鯱賞【1.0.1.1】 ・ジャパンカップ【1.0.0.7】 ・京都大賞典【1.0.0.3】 ・関ヶ原S【1.0.0.0】 ・オリオンS【0.1.2.3】 ・中日新聞杯【0.1.1.15】 ・アルゼンチン共和国杯【0.1.0.15】 ・有馬記念【0.1.0.2】 ・比叡S【0.1.0.0】 ・新潟牝馬S【0.1.0.0】 ・境港特別【0.1.0.0】 ・愛知杯【0.1.0.0】 ・江坂特別【0.0.1.2】 ・アンドロメダS【0.0.1.2】 ・ステイヤーズS【0.0.1.1】 ・札幌記念【0.0.1.0】
【2.1.2.10】と馬券内の数では最多を誇る前走菊花賞組。そのなかでもこの組から出走があれば絶対に押さえておきたいのが父ディープインパクト系だ。【1.1.2.2】とこの組の好走馬をほぼ占めており、馬券内率は66.7%と驚異的な数字。
また、この組は前走での着順が良ければ良いほど概ね好走率が高く、5着から参戦の馬が【2.1.0.0】と連対率100%に対し、11着以下からの出走馬は【0.0.0.6】と好走歴なし。過去10年間では菊花賞で4着以内だった馬の出走馬はないが、5着だった馬たちの成績を鑑みると人気でも逆らえないか。
ショウナンラプンタは父がディープインパクト系のキズナで菊花賞4着、軸馬としてのファーストチョイスになるだろう。
一方同じ世代GIながら、好走した数は多いが勝率13.3%、連対率20.0%、馬券内率33.3%と凡走した数も多い菊花賞組とは正反対に、出走馬は少ないが勝率100%なのが前走ダービー組。
こちらは2015年アドマイヤデウス、2022年ヨーホーレイクと僅か2頭の出走馬ながらともにダービー7着から優勝。どちらもここで重賞初勝利だった。滅多に出てこない前走ダービー組だが、もし出てきたら要警戒。勝率100%が継続するか見ものだ。
■3勝クラスは人気次第
前走クラス別では以下の通り。
・GI【5.2.2.27】 ・GII【2.1.3.23】 ・GIII【0.2.1.34】 ・オープン【0.1.1.18】 ・3勝クラス【3.2.2.12】 ・2勝クラス【0.1.1.2】
好走馬を輩出しているステップはGIから2勝クラスまでと幅広く、さすがに勝利数では前走GI組が最多なものの、率の上では勝率15.0%、連対率30.0%、馬券内率40.0%と前走3勝クラス組が高い。
この組からは当日の人気に注目。好走馬はほとんどが当日5番人気以内で、【2.3.1.4】馬券内率60%と一際高い好走率を誇る。なお、2020年のモズベッロが前走グレイトフルS(3勝クラス)4着から当日2番人気で勝利しているなど、人気さえあれば必ずしも前走で結果を出している必要はない。
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