中国代表の主将を担うFWウー・レイが、ここにきて手術を決断した。 かつてラ・リーガのエスパニョールでもプレーしたウー・レイは、2024シーズンの上海海港で中国スーパーリーグ34得点を記録。リーグ2連覇のチームで得点王とMVPをW受賞した。 …

中国代表の主将を担うFWウー・レイが、ここにきて手術を決断した。

かつてラ・リーガのエスパニョールでもプレーしたウー・レイは、2024シーズンの上海海港で中国スーパーリーグ34得点を記録。リーグ2連覇のチームで得点王とMVPをW受賞した。

アジア杯後に中国代表の主将も担い、W杯最終予選が進むなか、昨年6月に右ヒザ半月板を負傷。当初はすぐに復帰も、状態が悪化し、10〜11月の代表ウィークを欠場することに。

シーズンが終わってリハビリに努めてきたそうだが、このたび中国『足球之夜』で苦渋の決断を発表。手術を受けるのだという。

「昨年11月の時点で、ヒザの浮腫はますます深刻になっていたんだ。ほとんどがジムでのリハビリで、ボールを蹴ることはできていない」

「僕は33歳で、全フットボーラーにとっての夢であるW杯は、間違いなく今回(2026年)がラストチャンス。手術を受けることを決断した」

最新の診断結果は、右ヒザ外側半月板断裂(グレード3)、骨浮腫、右大腿骨顆部骨折、右ヒザ外側関節の局所的軟骨損傷。

12月にはイタリアへ渡り、専門家グループによる保存治療を進めるも、およそ3週間の安静でも治癒が進まず。これにより手術を決断し、少なくとも2カ月のさらなる離脱が決定した。

この結果、ウー・レイは3月の最終予選2試合、サウジアラビア代表戦とオーストラリア代表戦の欠場が確実に。術後の経過が良くなければ、6月のラスト2試合も回避することになる。