【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)【映像】鈴木彩艶の「70m特大キック」 たった4歩の助走で約70mの特大フィードを飛ばした。パルマのGK鈴木彩艶がセリエA 20節のジェノア戦で、自陣ペナルティ…

【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)

【映像】鈴木彩艶の「70m特大キック」

 たった4歩の助走で約70mの特大フィードを飛ばした。パルマのGK鈴木彩艶がセリエA 20節のジェノア戦で、自陣ペナルティーエリア付近でのFKから一発で敵陣ボックス手前まで届けた。

 お馴染みの“ザイオン砲”が炸裂したのは、スコアレスで迎えた35分のことだ。パルマが自陣ペナルティーエリア付近でFKを獲得すると、キッカーの鈴木は前方を確認して息を吐き舌なめずりをすると、4歩の助走から右足を大きく振り抜いた。190cm・100kgの体躯が蹴り込んだボールはぐんぐんと伸び、相手陣内のボックス手前に向かって勢いよく飛んでいく。約70m先にいたFWアンジュ=ヨアン・ボニーのもとへピンポイントで届いた。

 ボニーは落下地点に入り、ヘディングで味方に繋ぐことを試みる。しかし、ジェノアのMFモーテン・トルスビーに跳ね返され、こぼれ球に反応したパルマのMFエルナニのファウルとなった。

 ただし、“ザイオン砲”の効果は最後尾から一気に最前線の味方にボールを届けることに留まらない。パルマの選手がボールを収めることができなくても、セカンドボールを拾って全体を押し上げたり、陣地を回復したりできるというメリットもある。

 この特大キックにはファンもSNSで、「ザイオンのキック飛びすぎて本当にびっくりする」「K点越え」「軽く蹴ってこれはw」などと反応していた。

 鈴木はこの試合で65分に不運な形から失点したものの、ビッグセーブも2回記録。0-1で試合に敗れたものの、地元メディア『PARMA TODAY』では個人採点がチーム最高の6.5点を付けられるなど高く評価された。

(ABEMA de DAZN/セリエA)