西口監督は今井を開幕投手に指名した(C)産経新聞社 2025年のプロ野球は3月28日にセ・パ同時開幕。今年はどんなドラマが待っているのか、一足早く“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は西武編だ(※選手データは1月12日現在のもの)。【画…

西口監督は今井を開幕投手に指名した(C)産経新聞社

 2025年のプロ野球は3月28日にセ・パ同時開幕。今年はどんなドラマが待っているのか、一足早く“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は西武編だ(※選手データは1月12日現在のもの)。

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 昨季は前年5位からの浮上を狙ったが、開幕から低空飛行が続き球団ワーストの91敗。松井稼頭央監督は志半ばで去り、渡辺久信GMも退団。今季からは2軍監督だった西口文也氏が昇格し、チーム再建を担う。

 開幕戦は日本ハムとのホームゲーム。相手は金村尚真が開幕投手に内定している。現段階の“妄想”開幕オーダーは下記の通りだ。

(中)西川愛也
(遊)源田壮亮
(三)外崎修汰
(指)セデーニョ
(右)佐藤龍世
(一)野村大樹
(左)渡部聖弥
(二)滝澤夏央
(捕)古賀悠斗
(投)今井達也

 ポイントは3点。ズバリ「外崎のコンバート」「二塁の人選」「新人の抜擢」だ。

 一つ目の「外崎のコンバート」について。過去2度のゴールデン・グラブ賞を獲った名二塁手・外崎だが、33歳シーズンを迎えるにあたり西口監督が三塁コンバートを示唆。本人も「チームが勝つのなら」と前向きに受け止めているようだ。

 それに伴い、昨季三塁を主戦場にした佐藤龍は外野転向を明言。外崎と三塁を争うのではなく、「トノさんと試合に出たい」と共存を望んでいる。彼らの心意気を買って、オリックスから加入の大砲・セデーニョとともに主軸に据えたい。

 二つ目の「二塁の人選」も西口監督の色が濃く現れそうだ。報道を総合すると、センターラインということで守備重視の意向が見られ、実際に滝澤と児玉亮涼、ソフトバンクから加入の仲田慶介(育成)を挙げたこともある。今回は左打者を置きたい意図があり滝澤を入れているが、リアルでは開幕直前まで争いは続くのだろう。

 そして、三つ目の「新人の抜擢」。執筆時点ではドラフト2位・渡部と、4位・林冠臣の大卒外野手2名が対象になる。

 特に渡部は1位でもおかしくないほどの実力者で、大学ジャパンで主軸を打ち続けてきた。開幕のプレッシャーにも打ち勝てる期待を持って、今回は7番・左翼に抜擢している。林も打力なら渡部を凌ぐポテンシャルの持ち主で、環境に適応すれば開幕スタメンも夢ではない。

 開幕投手は今井で内定している。自身初の大役を担った昨季は楽天相手に7回無失点11奪三振の快投を演じており、その再現といきたい。また、現状唯一のレギュラーとされる源田には、チームリーダーとして泥にまみれながら自らの力を示してくれることを期待だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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