総合格闘家の平本蓮は12日、自身のYouTubeチャンネルを更新。2022年に行われた「超RIZIN」会見のため、ハワイに滞在した際のエピソードを回顧。前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕について言及し、「絶対に努力を怠ったらダメだなと気付…
総合格闘家の平本蓮は12日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
2022年に行われた「超RIZIN」会見のため、ハワイに滞在した際のエピソードを回顧。前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕について言及し、「絶対に努力を怠ったらダメだなと気付かされたのは、今の（フェザー級の）現状と、“あのとき”の鈴木千裕（が理由）。頑張る者は報われる。そりゃこういう結果になるよなって」とリスペクトを語った。
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■鈴木千裕は「1日3部練しないと頭おかしくなっちゃうくらいの努力家」
妻・里乃さんとハワイ旅行に訪れた平本は、約2年半前に「朝倉未来vs.メイウェザー」の記者会見を盛り上げるために、ハワイ入りした際の記憶を回想。当時の滞在先と同じホテルで「あのときを見ると、格闘技界の現実というか……頑張っているやつが上に行くな、とマジで思った」と赤裸々に語った。
ハワイ会見に出席するため、鈴木、朝倉未来、萩原京平らと渡米した平本は、自身は試合に出場しないため選手らを観察していたようで、「鈴木千裕は1人で来てて。1日3部練しないと頭おかしくなっちゃうくらい努力家だから……俺も見たけど、一人でその辺とかずっと走ってるわけよ。どこか練習できるジムがないのか探したり。ずっと寡黙に練習してた」と前王者のプライベートを明かした。
そして、「俺もそのなか（当時の朝倉、萩原ら）の一人だったわけだけど、鈴木千裕は本当にずっと、めっちゃ走ってたりとかしていて。『やっぱりコイツすげえな』と思っていたけど、蓋開けてみたら、この2〜3年あいつが輝いてるわけじゃん。だからやっぱり努力は絶対にどんな時代も怠ったらダメだ」と、感慨深げに語った。
■王者クレベルにもリスペクト
そんな鈴木の姿勢から刺激と影響を受けた平本は、「絶対に努力を怠ったらダメだなと気付かされたのは、今の（フェザー級の）現状とあのときの鈴木千裕（が理由）。頑張ってる者は報われる。そりゃ、こういう結果になるよなって」と述べ、「自分もそうでなくてはいけない。（鈴木は）すごいよ。そういう奴だから報われるわけじゃん」と惜しみない称賛を送った。
「だから自分も必ず努力したら報われると思うし、絶対そういうところ外しちゃダメだよなって、2〜3年後に後悔するのは自分で、自分自身に返ってくる。量より質という言葉もあるけど、質も良く、量をこなすのが絶対大事」と成長著しい鈴木から多くの気付きを得た様子だ。
鈴木は昨年の大晦日大会でクレベル・コイケとタイトルマッチで再戦し、判定負けを喫してベルトを失ったが平本は、「王座はクレベルに奪われた訳だけど、接戦ではあった。すごいなと思うよ。練習量が見える」と振り返り、「それを自分も見せていきたいし、それを見せるレベルに行くまで努力をしないといけない。試合決まってなくても、今は当たり前にめちゃくちゃ練習する。それぐらいやらないと無理だよ、格闘家で上目指すの」と胸を打たれたようだった。
最後に「鈴木千裕は本当に報われるべき。報われるべくして報われてる部分はある。クレベルなんかも、あんなに強いのに、ATTに未だに何回も修行しに行ってるわけじゃん」と前王者と現王者の自己研鑽を称えた。
平本は2025年中にフェザー級王者を狙うと宣言。5月の朝倉戦の結果がチャンスを掴めるかを左右することは間違いない。果たして、平本はクレベルや鈴木らトップ戦線との試合に漕ぎつけることはできるか。
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