吉田正尚が地元メディアから酷評された(C)Getty Images レッドソックスの吉田正尚に対する地元メディアの風当たりが強くなっている。米メディア『BoSox Injection』は現地時間1月12日(日本時間13日)、「過去20年間で…
吉田正尚が地元メディアから酷評された(C)Getty Images
レッドソックスの吉田正尚に対する地元メディアの風当たりが強くなっている。米メディア『BoSox Injection』は現地時間1月12日(日本時間13日)、「過去20年間でレッドソックスが結んだフリーエージェント契約のベスト&ワースト」を特集した。
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その中で、「最悪のフリーエージェント契約」の第3位として、吉田が2022年12月に総額9000万ドル(約142億円)の5年契約を結んだことが選ばれている。
記事では「ヨシダはAL新人王投票で6位に入ったとはいえ、リーグ平均的な外野手であり、守備面ではかなり目立った欠点があった。2023年にボストンで140試合に出場し、(選手の貢献度を表す指標)bWARはわずか1.4だった」と紹介した。
昨季について「アレックス・コーラ監督はヨシダに対する思いをはっきりと示し、DHに降格させ、守備ではフィールドに出させなかった」とし、その結果「またも1.4bWARを記録し、攻撃面では平均をかろうじて上回る選手だった。決して悪い選手ではないが、5年間で9000万ドルの価値があるわけでもない」と綴っている。
また、「ヨシダの成長の欠如は最も憂慮すべきことだ。対照的に、近年MLBに飛躍したもう一人の日本人外野手であるセイヤ・スズキは、2022年の新人シーズンの1.8bWARから、2023年には2.8bWAR、2024年には3.5bWARへと、年々着実に成長している。レッドソックスは今後3シーズンでヨシダに5580万ドル(約88億2000万円)を支払う義務を負っているが、ヨシダにはそのようなプラスの成長が見られない」と酷評している。
吉田は昨季ほぼDHとしてプレーしたが、108試合で打率.280、10本塁打、56打点、OPS.765の成績に終わっている。今季、地元メディアから下された低評価を覆す活躍ができるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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