スアレスは2027年までの5年契約も来オフに契約破棄の可能性 パドレスが元阪神のロベルト・スアレス投手のトレード放出を検討しているようだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。積極的な交渉を行っているかは「不明」としたもの…

スアレスは2027年までの5年契約も来オフに契約破棄の可能性

 パドレスが元阪神のロベルト・スアレス投手のトレード放出を検討しているようだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。積極的な交渉を行っているかは「不明」としたものの、ロースター再編成へトレードに出す可能性がありそうだ。

 メジャー復帰3年目の昨季は守護神に君臨。65試合登板でリーグ3位の36セーブ、防御率2.77をマークした。2022年11月に5年4600万ドル(約72億4400万円)で契約延長したばかり。契約は2027年まで残っているが、2025年オフにオプトアウト(契約破棄)できる権利を持っている。

 パドレスではオーナー家の経営権を巡るお家騒動が表面化。今オフは緊縮財政でFA市場に1ドルも投じておらず、主戦投手のディアン・シーズや首位打者ルイス・アラエスら来オフにFAとなる主力選手のトレード放出が噂されている。

 5年契約を結ぶスアレスに関してはキープすると見られていた。だが、リーグを代表するクローザーに成長した右腕を他球団が高評価。来オフにスアレスが契約破棄して退団する前に、他球団の若手有望株とトレードしようとしても不思議ではない。トレード・ルーマーズは「パドレスがスアレスに対する(他球団からの)関心を再び検討し始めたことは注目に値する。救援市場が進展した中で、ライバル球団がスアレスの評価を変更した可能性もある」と指摘した。

 ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手の獲得を目指している。守護神・スアレスを放出するなどチーム再建に向かえば、佐々木の決断にも影響しそうだが、果たして……。(Full-Count編集部)