【リーグアン】スタッド・ランス 2-4 ニース(日本時間1月12日/スタッド・ジェフロワ=ギシャール)【映像】ドリブル中の強引スライで吹っ飛んだ瞬間 思わず「ファウルだろ!」と叫びたくなるようなシーンだ。スタッド・ランスのFW伊東純也が左サ…
【リーグアン】スタッド・ランス 2-4 ニース(日本時間1月12日/スタッド・ジェフロワ=ギシャール)
思わず「ファウルだろ!」と叫びたくなるようなシーンだ。スタッド・ランスのFW伊東純也が左サイドをスピードに乗ったドリブルで仕掛けたものの、後ろから強引なスライディングで倒されてしまう。日本代表FWはこの激しいタックルを喰らって思わず悶絶したが、判定はノーファウル。これにはファンもSNS上で怒りを露わにしている。
注目の場面は、リーグアン第17節、スタッド・ランスがホームにニースを迎えた一戦、2-3の78分のことだ。1点差を追いかけるスタッド・ランスは、左サイドからパスを繋いで前進を図る。伊東は、MFテディ・テウマから送られた斜めのパスを左サイドに流れながら受けると、前を向いてそのままドリブルを開始。自慢の快足を生かし、並走してきたニースのDFユースフ・ヌダイシミエをワンタッチでかわして前に出たと思った、その瞬間だった。
ヌダイシミエが後方から右足で強引なスライディングタックルを仕掛けてきたのだ。伊東はスペースへと突破しかけていたタイミングだったため、このタックルは伊東の両足を挟み込むような形となってしまった。
両者が交錯する危険スライディングをモロに受けた伊東は吹き飛ばされ、勢いのまま一回転してピッチに打ちつけられた。そして、顔をゆがめながら右足を押さえて悶絶し、痛みを吐き出すように地面をバシバシと叩きつけた。しかし、主審はヌダイシミエにはお咎めなし。ノーファウルの判定でプレーが続けられることになったのだ。
これには解説・中山淳氏も「ファウルない?ないんですか」と驚いている様子。実況・小松正英氏も「ボールを触ってはいましたが、少し足を巻き込むような形になっていましたので、危険なタックルに見えなくもなかった」と、リプレイ映像を見ながら一連のシーンを伝えていた。
当然、ホームの観客は黙っていない。スタッド・ジェフロワ=ギシャールに詰めかけたサポーターは大きなブーイングを響かせ、伊東に対する"ノーファウル"の判定が正当ではないだろうという抗議の意思を示していた。
はらわたが煮えくり返ったのは現地サポーターだけではなかった。日本のファンもSNS上では「足巻き込まれてめっちゃ痛そうな表情してた」「足首挟まれて倒れてるのにファウルなしか」「純也に何してくれてんの!」「純也さん痛そう」と、日本代表の快足ドリブラーを擁護しながら、同時に判定に疑問を投げかける声を挙げていた。
その後伊東は怪我なくプレーを再開すると、最後までピッチに立っていつもと変わらないハイパフォーマンスを示し続けていた。
なお、伊東はこの試合、34分にボックスで相手のクリアミスをダイレクトボレーで押し込み、6試合ぶりとなる今季4ゴール目をマークするなど、フル出場で存在感を発揮した。しかし、スタッド・ランスはニースの猛攻を防ぎ切ることができないままリードを許し、最終スコア2-4で敗戦を喫した。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)