【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)【映像】鈴木彩艶、「悪魔のループ」で被弾の瞬間 同情してしまうほどノーチャンスの失点だった。ジェノアのMFモルテン・フレンドルップのシュートがディフレクトし、予…
【セリエA】ジェノア 1-0 パルマ(日本時間1月12日/ルイジ・フェラーリス)
同情してしまうほどノーチャンスの失点だった。ジェノアのMFモルテン・フレンドルップのシュートがディフレクトし、予測不能なループになってゴールイン。これにはパルマのGK鈴木彩艶もなす術なしで、ファンやメディアも同情した。
スコアレスで迎えた65分のことだ。左サイドから攻め込んだジェノアのMFファビオ・ミレッティが深い位置でパスを引き出してキープし、内側から駆け上がったフレンドルップにボールが渡る。デンマーク代表MFはボックス内右で右足を振り抜いた。
この低空シュートに、パルマのDFエンリコ・デル・プラートがブロックでの対応を試みた。右足を当てることはできたが、足先にヒットしたボールは急激に軌道を変え、宙を高く舞うループシュートに。鈴木の頭上を大きく越えて、そのままサイドネットに吸い込まれていった。
鈴木は低空シュートに対して構えており、ディフレクションに対してなんとか手を伸ばしたもののボールに届かず、お手上げの様子。ゆっくりと立ち上がり、ゴールマウスに収まったボールを拾った。実況の福田浩大氏もこの一連について「鈴木を責めるのは酷でしょう」とフォローを入れた。
この“悪魔のループ”で被弾したシーンには、ファンがABEMAのコメント欄で反応。「ノーチャンだわ」「いまのはザイオンのせいじゃないだろ」「ディフレクションならしゃあないやろ」「これを止められるGKはいないです」「止めろよとか言ってる奴正気か?」「どうしようもない」「止められるわけない」など、同情するコメントが並んだ。同時に、「打たせたのがいかん」「なんやこの守備は」「守備が酷い」「その前でしょまず」と、簡単にシュートを打たせたパルマ守備陣に対して厳しい声が並んだ。
このゴールが決勝点となり、パルマは0-1で敗戦。現地メディア『PARMA TODAY』は鈴木に対して「フレンドルップのシュートがデル・プラートに当たって変化し、無念の失点を喫した。それでも試合終盤にはカサのシュートを阻止し、パルマを試合に踏みとどまらせた」と寸評し、採点はチーム最高の「6.5」。アンラッキーなシュート以外、ピンチを防いだ鈴木に対して一定の評価を与えた。
(ABEMA de DAZN/セリエA)