【ベルギーリーグ】ウェステルロー 1-2 シント=トロイデン(日本時間1月12日/ヘット・カイピー)【映像】ほぼ“ゼロ距離”シュートを弾き出したビッグセーブ 絶体絶命のピンチを防ぐスーパープレーだ。シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライア…
【ベルギーリーグ】ウェステルロー 1-2 シント=トロイデン(日本時間1月12日/ヘット・カイピー)
絶体絶命のピンチを防ぐスーパープレーだ。シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンが至近距離からのヘディングシュートを右手1本で弾き出した。勝敗を左右するビッグセービングに、ファンがSNSで熱狂している。
パリ五輪日本代表の守護神が輝きを放ったのは、ベルギーリーグ第21節、シント=トロイデンがアウェイに乗り込んだウェステルロー戦、1-1で迎えた58分のことだ。ウェステルローが右サイドから攻め込み、MFジョーダン・ボスが縦に突破してクロスを上げると、MFアルテュール・ピートフォートがゴール前中央から飛び込む。シント=トロイデンのDFウォルク・ヤンセンスとDFルイ・パトリスの間から繰り出したピートフォートのドンピシャヘッドが、ゴールマウスに飛んでくる。アウェイチームにとっては、まさに万事休すという場面だった。
しかし、この絶体絶命のピンチに最後の砦はあきらめていなかった。“ゼロ距離”からの強烈なヘディングシュートに対し、細かなステップでポジショニングを微調整すると、鋭い横っ飛びから右手を突き出す。常人離れした反射速度とゴールを割らせないという執念を発揮し、見事にシュートを弾き出してストップしたのだ。
チームの危機を救った小久保の元にはDFレイン・バン・ヘルデンが駆け寄り、身体をぶつける手荒い方法で称賛。一方、会心の一撃を止められたピートフォートは天を仰ぎ、ポストにもたれかかって悔しさを隠しきれない様子。この超絶セーブを目の当たりにしたウェステルローのFWグリフィン・ヨウも頭を抱え、ショックを抑えきれなかった。
このプレーを実況・喜谷知純氏は「ナイスキーパー!小久保のビッグセーブ。チームを救うファインセーブです!」とシャウトし、「反応した小久保玲央ブライアン、素晴らしいビッグセーブです」と絶賛。ファンもSNS上で「片手でナイスセーブ!」「クリティカル小久保が救った」「これは1点もの防いだな」と大きな賛辞の言葉を寄せた。
シント=トロイデンは小久保のビッグセーブに応えるように、65分に伊藤涼太郎がネットを揺らして勝ち越しに成功。その後も1点差を守り切って2-1でタイムアップを迎え、残留を争うライバルとの直接対決を制した。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)