プロ野球2軍ウエスタン・リーグに昨季参入したくふうハヤテベンチャーズ静岡が12日、静岡市清水庁舎(清水区)で新入団選手19人の記者会見を開いた。メンバーの約半数が入れ替わり、約40人で2季目に臨む。今年も「育成と再生」を掲げ、セ・パ12球…

 プロ野球2軍ウエスタン・リーグに昨季参入したくふうハヤテベンチャーズ静岡が12日、静岡市清水庁舎(清水区)で新入団選手19人の記者会見を開いた。メンバーの約半数が入れ替わり、約40人で2季目に臨む。今年も「育成と再生」を掲げ、セ・パ12球団に選手を送り込むことも目指す。

 静岡高出身で西武を戦力外になった鈴木将平外野手(26)は「チームと自分のために、もう一度スターを目指してはいあがっていく」と語った。プロにもまれて「丸くなってしまったところもある」といい、静岡で原点を見つめ、「もっともっと、とんがっていく」と力を込めた。

 日本野球機構(NPB)経験者はこのほか、巨人にいた笠島尚樹投手(22)とソフトバンクにいた佐藤宏樹投手(25)=この日は欠席=が、静岡県ゆかりの選手では浜松工業高出身の塩崎栄多外野手(23)、藤枝明誠高出身の大石航投手(22)、静岡大出身の足立真彦投手(26)が名を連ねる。

 昨夏の高校野球静岡大会で8強に勝ち上がった知徳高で主将を務めた松本陣内野手(18)はチームの「元気印」を目指し、「将来は12球団を目指したい」と意気込んだ。

 赤堀元之監督は「今年は勝ちを増やしたい」と語った。育成を主とした試合の多かった昨年から試合進行の仕方も変えるという。

 チームは15日から合同自主トレ(一般非公開)、2月2日から春季キャンプ(一般公開)を予定している。(斉藤智子)