サッカーJ3の松本山雅FCとAC長野パルセイロがそれぞれ、新体制発表会を開いた。集まったサポーターの前で、松本は5季ぶりのJ2復帰、長野は初のJ2昇格を誓った。 松本の新体制発表会は11日に長野県松本市のまつもと市民芸術館であり、約180…
サッカーJ3の松本山雅FCとAC長野パルセイロがそれぞれ、新体制発表会を開いた。集まったサポーターの前で、松本は5季ぶりのJ2復帰、長野は初のJ2昇格を誓った。
松本の新体制発表会は11日に長野県松本市のまつもと市民芸術館であり、約1800人のサポーターに新加入の11選手が紹介された。
昨季は20チーム中4位でJ2昇格プレーオフに進出したが、プレーオフ決勝で終了間際に追いつかれ、あと一歩のところでJ2復帰を逃していた。今季のスローガンは「One Soul 熱晴(あっぱれ)」。チーム一丸で戦う心の「熱さ」と、プレーオフ決勝で味わった悔しさなどを「晴らす」という思いを込めたという。
今季から指揮を執る早川知伸監督は「全員で力を合わせ、全力で最後まで戦う。選手たちは昨季の悔しさを胸に全力で戦ってくれると思う」とあいさつ。新加入のDF小川大貴(前ジェフユナイテッド千葉)は「松本山雅には素晴らしいサポーターがいることを知っていた。ともに戦い、ともにJ2に昇格しましょう」と呼びかけた。
長野の新体制発表会は12日に長野市芸術館であった。新指揮官の藤本主税(ちから)監督は「必ず良いチームになると実感している。必ず最後まで楽しいシーズンにする」。過去最低の18位に沈んだ昨季からの巻き返しを約束した。
新加入は8選手で、MF藤川虎太朗(前ジュビロ磐田)は「多くの勝利をサポーターの皆さんに届けたい」と話した。チーム最年長35歳のMF加藤弘堅は「J2昇格に向け、チームの習慣を変える努力をしている。今季は最後に笑ってシーズンを終えたい」と語った。
両チームの今季初戦は、松本が2月23日にアスルクラロ沼津と、長野が2月16日にテゲバジャーロ宮崎と、いずれも敵地で対戦する。両チームが対戦する「信州ダービー」は3月16日に松本の本拠・サンプロアルウィンで予定され、7月には長野の本拠・長野Uスタジアムでも行われる。(小山裕一、菅沼遼)