【佐賀】サッカーJ2のサガン鳥栖が10日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで初練習を行い、新シーズンをスタートさせた。 J…

 【佐賀】サッカーJ2のサガン鳥栖が10日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで初練習を行い、新シーズンをスタートさせた。

 J1から降格した鳥栖は14季ぶりのJ2で再出発する。約1時間半の練習では新加入選手も精力的に汗を流し、小菊昭雄新監督(49)が時折、声をかけながら選手の動きを頼もしそうに見守った。

 小菊監督は「ピンチはチャンス。まさに今、その時。J2で優勝してJ1に昇格する。たくさんの感動と笑顔を届けられるように」と抱負を語った。昨季までJ1セレッソ大阪の監督を務めていたが、「(1、2部の)カテゴリーは関係なかった。セレッソに育てられたが、一度まっさらな状態で選手と新たなチームを作り上げる思いが強かった」などと鳥栖の監督を引き受けた理由を説明した。

 その後、隣接するサロンパスアリーナで、今季のスローガン「ONE(ワン) HEART(ハート)」が発表され、新ユニホームを着たメンバーらはサポーターを前に気持ちを新たにした。選手を引退し古巣のクラブスタッフとなる元日本代表の豊田陽平さん(39)も姿をみせ、「本当に一つになることが重要。みなさんのスタジアムでの一体感は選手に必ず伝わる。いま一度、(選手に)サガン鳥栖らしさを再確認させたい」などとあいさつした。(森田博志)