ラ・リーガ第19節、アトレティコ・マドリーvsオサスナが12日にリヤド・エア・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが1-0で勝利した。 2024年最終戦となったバルセロナとの頂上決戦を劇的な2-1の逆転勝利で飾った2位のアトレティ…

ラ・リーガ第19節、アトレティコ・マドリーvsオサスナが12日にリヤド・エア・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが1-0で勝利した。

2024年最終戦となったバルセロナとの頂上決戦を劇的な2-1の逆転勝利で飾った2位のアトレティコ。さらに、新年初戦となったコパ・デル・レイ3回戦では3部のマルベーリャ相手に苦戦も、きっちりウノセロ勝利。白星で2025年をスタートするとともに公式戦13連勝とした。

直近6戦未勝利で10位のオサスナをホームで迎え撃った前半戦ラストマッチではバルセロナ戦から先発2人を変更。ジョレンテとヒメネスに代えてモリーナ、ル・ノルマンを起用。前線には引き続きアルバレスとグリーズマンが並んだ。

立ち上がりからエンジン全開のホームチームが攻勢を仕掛けていく。7分には右のポケットを取ったモリーナの折り返しをニアに飛び込んだグリーズマンが身体ごとボールに合わせてゴールネットを揺らすが、ここはやや意図的に肘でボールにアタックした感もあってオンフィールド・レビューの末にノーゴールの判定に。

さらに、13分にはジュリアーノ・シメオネが快足を飛ばしてボックス右に持ち込んで正確な折り返しを入れるが、中央のアルバレスのワンタッチシュートは力なくGKにキャッチされた。

前半20分を過ぎた辺りからオサスナに押し返されてクロスやセットプレーで際どい場面も作られたアトレティコだったが、試合の主導権は渡さない。28分にはデ・パウルの浮き球パスに反応したアルバレスのヘディングシュートでゴールに迫るが、これはGKの好守に阻まれた。

前半終盤にかけて膠着状態に陥った試合はゴールレスのまま後半に折り返した。シメオネ監督はギャラガーを下げてハーフタイム明けにリーノを投入。両サイドにドリブラーを配置し、攻勢を強めていく。

流れの中では決定機まであと一歩という状況は変わらずも、セットプレーからゴールをこじ開ける。55分、右CKの場面でショートコーナーからグリーズマンがファーサイドへ絶妙なクロスを入れると、競り勝ったラングレの丁寧なヘディングでの落としを、ゴール前のアルバレスが抑えの利いたボレーシュートで突き刺した。

後半立ち上がりに先制したホームチームはオサスナの出方を窺いつつ、よりゲームコントロールを優先した戦い方にシフト。カウンターを軸に追加点を狙う一方、相手が攻撃的なカードを切って布陣を変更すると、ジョレンテやアンヘル・コレアと献身的な守備とカウンター時の推進力に優れるタレントをピッチに送り出した。

攻撃面ではその狙いは嵌らずも、安定したゲームクローズでオサスナの終盤の攻撃を冷静に撥ね返し続け、代名詞のウノセロで逃げ切った。この結果、クラブ新記録となる公式戦14連勝を達成したコルチョネロスはレアル・マドリーを抜き前半戦を首位でフィニッシュした。

アトレティコ・マドリー 1-0 オサスナ

【アトレティコ】

フリアン・アルバレス(後10)