セリエA第20節、ジェノアvsパルマが12日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、ホームのジェノアが1-0で勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 2025年初戦となった前節トリノ戦は守護神・鈴木の圧巻の活躍によって無…
セリエA第20節、ジェノアvsパルマが12日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、ホームのジェノアが1-0で勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。
2025年初戦となった前節トリノ戦は守護神・鈴木の圧巻の活躍によって無失点もゴールレスドローで連勝を逃した14位のパルマ。新年初勝利を目指した今節は1ポイント差で13位に位置するジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。日本人GKはこの試合でもスタメン起用となった。
試合はホームのジェノアがボールを握って押し込み、パルマが前線のスピードを活かしたカウンターで応戦する形で進んでいく。
なかなか守備が嵌らないパルマは自陣深くで耐える状況が続くと、23分にはセットプレー流れからボックス中央のバスケスに連続シュートを浴びるが、DFのブロックとGK鈴木の好守で事なきを得る。
前半半ばから終盤にかけてはボニー、ミハイラが左サイドのスペースに抜け出す形で相手陣内深くまで侵攻したパルマは単発ながらシュートシーンも作り出す。だが、決定機まであと一歩、二歩という場面が目立つなかで前半をゴールレスで終えた。
後半も入りはジェノアペースで進んだが、バニの枠を捉えたヘディングシュートをGK鈴木のセーブで凌ぐなど先制点は許さない。以降は前半同様にミハイラの個人技を足がかりに際どいシーンも創出。さらに、60分には負傷のバログに加えてアルムクヴィストを下げてエノー、カンチェリエッリを同時投入した。
拮抗した展開のなか、思わぬ形から試合が動く。65分、左サイド深くでタメを作ったミレッティがDF2枚を寄せてボックス左にフリーで走り込んだフレンドルップに横パスを繋ぐと、すかさず右足シュート。これがDFデル・プラートの足に当たって大きくディフレクトし、絶妙なループシュートの形でゴール右隅に決まった。完全に反応の逆を突く形となったGK鈴木もこれはなすすべがなかった。
不運な形で先制を許したアウェイチームはここから自分たちでボールを動かしながらチャンスを窺っていく。さらに、切り札のデニス・マンら投入して前がかるが、この日は攻撃が完全に停滞した。
その後、89分にはボックス内でのカサの決定機をGK鈴木の好守で凌いで勝ち点の可能性を残したものの、試合はこのままタイムアップ。ジェノアに今季ホーム初勝利を献上したパルマは後半戦黒星スタートとなった。
ジェノア 1-0 パルマ
【ジェノア】
モルテン・フレンドルップ(後20)