<大相撲一月場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館【映像】足が出てない…照ノ富士の身に一体何が?波乱の初日取組 2025年の大相撲が幕を開けた。初場所は成績次第で大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)、大関・豊昇龍(立浪)の“W横綱昇進”の可能性があるだけ…
<大相撲一月場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館
【映像】足が出てない…照ノ富士の身に一体何が?波乱の初日取組
2025年の大相撲が幕を開けた。初場所は成績次第で大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)、大関・豊昇龍(立浪)の“W横綱昇進”の可能性があるだけに、大きな注目を集めているが、ひとり横綱として長らく相撲界を牽引してきた照ノ富士(伊勢ヶ濱)は大きな壁として立ちはだかるか、若手の大関・大の里(二所ノ関)、前頭十一枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)が結果を残すのかーー。
先場所、琴桜は豊昇龍との21年ぶり大関同士の千秋楽相星決戦を制し、14勝1敗という好成績を収め、悲願の初優勝を飾った。横綱昇進の条件は、大関で2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績。千秋楽の結びまで優勝を争った豊昇龍も「準ずる成績」に値する。豊昇龍も琴桜とともに綱獲りに挑む。
場所前インタビューに応じた照ノ富士も、相撲界をもう一段階盛り上げるために「早く新しい横綱が誕生することが一番」と、ニュースター誕生を望んだ。しかし、土俵に上がる限り、横綱として威厳を示さないといけない。膝に爆弾を抱えながらも、昨年は皆勤した2場所で優勝を果たしている。半年ぶりの土俵で後輩力士の大きな壁となる気概だ。
そんな照ノ富士だったが、三役に復帰した小結・若隆景(荒汐)と取組を行い、結びに波乱。肩透かしであっという間に敗れ、初日に土をつけた。ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「横綱は足が出てない。気持ちは前に行ってるけど、足がついてきていない。今場所、すごく苦しむと思う」と指摘した。
豊昇龍は前頭筆頭・霧島(音羽山)を寄り切りで下し白星スタート。琴櫻も前頭筆頭・隆の勝(常盤山)を寄り切りで下し順調な滑り出しを切った。尊富士は前頭十二枚目・錦木(伊勢ノ海)を上手出し投げで下した。大の里は前頭二枚目・翔猿(追手風)に引き落としで敗れ、黒星スタートとなった。
(ABEMA/大相撲チャンネル)